脱暴力の臨床社会学
発売日:2025年11月
- ページ数
- 387p
- ISBN
- 978-4-409-24176-9
- 著者情報
- 中村 正(ナカムラ タダシ)
1958年生まれ。現在立命館大学特任教授・名誉教授。1989年より立命館大学産業社会学部、人間科学研究科・応用人間科学研究科で研究と教育に携わる。専門分野は社会病理学、臨床社会学、社会臨床学、男性性研究。脱暴力にとりくむ一般社団法人UNLEARN代表理事。UNLEARNでは、京都府から受託したDVの加害男性向けの個人相談とグループワークを行う男性問題相談事業に取り組む。また、虐待する父親向けの個人相談とグループワーク(「男親塾」)を主宰している。他にも、対人暴力の加害者臨床として、ハラスメント行為者対応、体罰教師の職場復帰支援も経験。少年刑務所では性犯罪再犯防止プログラムのSVも担当
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商品説明
被害者にも加害者にも傍観者にもならないために。暴力の再生産を防ぐための対話。DVやハラスメントの加害男性カウンセリングに長年携わってきたからこそ見えてくる、社会から暴力を縮減させるための方策とは。
被害者にも加害者にも傍観者にもならないために
DVやモラル・ハラスメント、児童虐待の男性加害者は、これまで慣習的に身につけた意識や行動を根本的に顧みることなく、社会のなかで「漂流」している。暴力の再生産を防ぎ、脱暴力に向かうために必要なのは、かれらとの対話である。
加害男性のカウンセリングに長年携わってきたからこそ見えてくる、暴力と結びついた男性性を手放すための方法、あるいは社会から暴力を縮減させるためのアプローチとは。臨床社会学からの画期的提言。
「加害の語りは未開発であり、言語化には「添え木」がいる。対人暴力には、問題行動、逸脱行動、触法行動、迷惑行為の幅があるので、司法や行政や第三者による何らかの強制力が発動され、介入があるべきだ。そうした行動の修正に自発的に向かうことのできる問題解決型司法、修復的正義、治療的司法等の必要性を提案している。そうした位置づけのもとではじめて加害の語りが本格的となる。本書は、加害の語りはいかにして可能になるのかという問題意識で描かれていく」(「はじめに」より)。
◎目次
はじめに 暴力を乗り越えるための対話を拓く場
序 章 対人暴力への関心と本書の課題
第I部 対の関係性が孕むものと暴力の語り
第1章 関係をコントロールする「親密な関係における暴力」
第2章 どうして殴るのか――正当化としての「言い訳」が手がかり
第3章 暗黙理論を取り出す
コラム 1 変わりにくい日常という物語を書き換えること――植民地とナラティブの関係性
第II部 暴力の語りから加害の語りへ
第4章 暴力を認めるが加害を認めない男性たち――加害の自覚のための対話・理論編
第5章 虐待する父親たちのための「男親塾」――加害の自覚のための対話・実践編
コラム 2 臨床に「社会」が映り、「社会」が臨床を造形する物語
第III部 社会の「暴力神話」を解体する――マクロとミクロをつなぐ臨床社会学
第6章 暴力を振るう個人の責任
第7章 親密な関係と男性性
第8章 家族システム・感情・言葉
コラム 3 感情を言葉にしていく練習の例
第9章 加害者対応の共通言語を求めて――Micro Action for Violence Free プロジェクトへ
終 章 脱暴力の社会統治――暴力の文化を乗り越えるために
目次
対人暴力への関心と本書の課題
第1部 対の関係性が孕むものと暴力の語り(関係をコントロールする「親密な関係における暴力」
どうして殴るのか―正当化としての「言い訳」が手がかり
暗黙理論を取り出す)
第2部 暴力の語りから加害の語りへ(暴力を認めるが加害を認めない男性たち―加害の自覚のための対話・理論編
虐待する父親たちのための「男親塾」―加害の自覚のための対話・実践編)
第3部 社会の「暴力神話」を解体する―マクロとミクロをつなぐ臨床社会学(暴力を振るう個人の責任
親密な関係と男性性
家族システム・感情・言葉
加害者対応の共通言語を求めて―Micro Action for Violence-Freeプロジェクトへ)
脱暴力の社会統治―暴力の文化を乗り越えるために
商品詳細
- 出版社名
- 人文書院
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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