自閉論の曙 非言語コミュニケーションの地平
発売日:2025年11月
- ページ数
- 199p
- ISBN
- 978-4-8265-0753-0
- 著者情報
- 高岡 健(タカオカ ケン)
1953年生まれ。1979年、岐阜大学医学部卒業、岐阜赤十字病院精神科部長、岐阜大学准教授を経て、2015年より岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター児童精神科部長・発達精神医学研究所所長(現在:顧問)。岐阜大学医学博士。日本児童青年精神医学会代議員。少年事件の精神鑑定も数多くてがける。不登校やひきこもりを一貫して擁護する立場から論陣を張っている。また、文学や映画にも詳しい
小道 モコ(コミチ モコ)
1970年生まれ。ICU国際基督教大学語学科卒業。三十代をすぎてから自閉症との診断を受ける。本の出版をきっかけに日本各地で講演活動をはじめる。自著を英訳し、2018年ドイツ、ミュンヘン・ニュルンベルクで当事者として講演をする。自閉症児童療育の経験を経て、現在は社会福祉法人ライフサポート協会に勤務。高等支援学校卒業後、青年期の学びの場を提供する事業所に勤務しながら、どのような特性をもっていても、社会、地域で暮らすことが当たり前になることを願い、生活訓練・生活介護の現場に立っている
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商品説明
ナチスに追われたG・フランクルの幻の論文2篇を完全翻訳!小澤勲に助けられ、フランクルに勇気をもらい、そしてわたしは明日も現場で青年たちとモメゴトとヨロコビを共有する。
80年以上前に自閉症を人間同士の相互関係の中で生起する事態としてとらえていたG・フランクルの未発表論文を完全翻訳。
さらに日本で自閉症の言語―認知障害説を発表し、精神医療改革運動を牽引した小澤勲の論考をもとに、「人と人との関係の中で生じる事象としての自閉」という視点が有する意義を再確認する。
目次
まえがき
I 古典紹介「言語と情動的接触」(G・フランクル)
訳者による緒言/全文和訳「言語と情動的接触」(高岡健・訳)/訳者による解説
II 未発表論文紹介「児童期の自閉──分析の試み」(G・フランクル)
解題/全文和訳「児童期の自閉──分析の試み」(小道モコ・訳)
III autism概念の変遷──和訳の前に相互関係の中で考える
漢字圏におけるAutismus(autism)の訳語/ブロイラーのAutismus/ブロイラーの継承・影響/ブロイラーのもう一人の弟子ラザルの治療教育クリニック/状態としての自閉(フランクル)と疾患としての自閉症(カナー)
IV いわゆる小澤論文と小澤の自己批判
いわゆる小澤論文(1)/いわゆる小澤論文(2)/小澤の自己批判/自己批判以降(1)/自己批判以降(2)
V 自閉スペクトラム症を有する児童青年のカタトニー──歴史と現在
自閉症の「発見」以前/自閉症の「発見」以降/ASDにおけるカタトニー/考察/おわりに
VI ICDにおける児童青年精神医学
はじめに──ICD-11について/ICD-11の構成と第六章の特徴/新しく導入された病名/和訳について/要約
VII ICD-11の神経発達症群
ICD-11の位置/知的発達症/発達性発話または言語症群/自閉スペクトラム症/発達性学習症/発達性協調運動症/注意欠如多動症/常同運動症/まとめ
VIII 自閉スペクトラム症/アスペルガー症候群の「流行」
一九八〇年代からの欧米──新自由主義/二〇〇〇年代の日本──いわゆる一七歳の犯罪/二〇二〇年以降の欧米と日本──天才言説の猖獗/まとめ
コラム1 フランクルからのタイムカプセル(小道モコ)
コラム2 ゆうやけきれいやね──先輩たちに助けられ(小道モコ)
コラム3 映評ふたつ(高岡健)
商品詳細
- 出版社名
- 批評社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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