つくられた日本の自然 「日本の自然」はどのように語られてきたか
発売日:2025年11月
- ページ数
- 198,42p
- ISBN
- 978-4-622-09752-5
- 著者情報
- 大貫 恵美子(オオヌキ エミコ)
神戸市生まれ。甲南小学校、甲南女子中学校・高等学校、津田塾大学卒業。1968年、ウィスコンシン大学人類学博士号取得。ウィスコンシン大学ウィリアム・F・ヴィラス研究専任教授。アメリカ学士院正会員(1999年より)。La m´edaille du Coll`ege de France(2014年)。瑞宝中綬章(2020年)
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商品説明
始源の稲。万葉歌の育む四季概念。それは平安の貴族文化で自然から離れ、枯山水の美学、文化的ナショナリズム、消費主義へ。自然の表象2000年史の人類学研究。
「日本の自然」は自然の実態そのものではない。それは自然を表象したものであり、長い歴史のなかで文化的に構築されてきたものである。それはいかにしてつくられてきたのだろうか。
古代日本では稲こそが自然であり、収穫の秋はかなしみではなく喜びの季節だった。『万葉集』『古今和歌集』が育んだ四季概念。武士の枯山水。江戸時代の版画に描かれた富士山、水田、桜。こうした表象を「国有化」し、軍国主義に利用した近代。そして「自然」を消費する現代へ。
「自然」という作為を人類学の視座から描く。
目次
序章――人類学理論における「自然」
第一章 日本人の宇宙に住まう者たち
第二章 清らかな水田――奈良時代初期における「日本の自然」の誕生
第三章 農耕民族の四季から文化的に定義された四季へ――奈良時代と平安時代
第四章 「日本の自然」としての枯山水――中世
第五章 「日本の自然」としての水田、桜、富士山――江戸時代
第六章 「日本の自然」の国有化と軍事化――近代
第七章 「日本の自然」の家畜化・商品化
第八章 消費主義の文化的基盤
終章
あとがき
図版一覧
註
索引
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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