日英語の可能表現の本質 アフォーダンスと原因帰属から見た英語中間構文と日本語無標識可能表現

本多啓/著

発売日:2025年10月

  • 日英語の可能表現の本質 アフォーダンスと原因帰属から見た英語中間構文と日本語無標識可能表現
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ページ数
355p
ISBN
978-4-89476-623-5
著者情報
本多 啓(ホンダ アキラ)
1965年、埼玉県生まれ。東京大学文学部英語英米文学専修課程卒業、同大学人文科学研究科英語英文学専攻博士課程修了。博士(文学)。現在、神戸市外国語大学外国語学部英米学科教授。『アフォーダンスの認知意味論―生態心理学から見た文法現象』(東京大学出版会、2005、第39回市河賞受賞)および論文多数

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商品説明

本書は、従来主としてヴォイス現象として議論されてきた英語中間構文を可能表現の観点から見直し、あわせて対応する日本語可能表現について論じた、認知言語学の研究書である。理論的な枠組みとしては、生態心理学のアフォーダンスと社会心理学の原因帰属を採用している。本書の緻密にして壮大な議論は、英語中間構文と周辺構文についての見方を根本的に刷新することを促すものとなっている。

目次

「シリーズ 認知と言語」刊行のことば
まえがき

第 1 章 はじめに
1 本書が目指すもの
2 本書の構成
3 本書の約束事

第 2 章 能力可能・状況可能の区別と英語の助動詞can
1 はじめに
2 問題その 1:英語法助動詞 can の多義性
3 問題その 2:依頼用法等の起源
4 能力可能と状況可能と can
5 問題その 1 について:認識用法と状況可能
6 もうひとつの用法:言語行為用法
7 問題その 2 について:can の発話の力と状況可能
8 知覚理論的な基盤:環境と知覚・行為者の相補性
9 発話の力はどこから来るのか:コミュニケーションと共同注意と環境の意味の共有
10 本章のまとめ

第 3 章 可能表現と原因帰属
1 はじめに
2 可能表現への生態心理学からのアプローチ
2.1 日本語の方言研究における可能表現の分類
2.2 英文法研究および文法化研究における能力可能・状況可能の扱い 30
2.3 生態心理学の観点から見た可能表現
3 可能表現に対する認知意味論のアプローチと原因帰属
4 能力可能と状況可能の原理的な連続性
5 社会心理学の知見
5.1 CAN 概念と原因帰属(Heider(1958))
5.2 自発的原因帰属と原因帰属を引き起こす先行条件
5.3 可能表現と原因帰属の関係についての Heider らの見解のまとめ 46
5.4 具体的な言語事実の一端
5.5 これまでの可能表現研究と原因帰属
6 原因帰属と言語表現
6.1 原因帰属に明示的に言及した先行研究
6.2 英語の cause という語について
6.3 メキシコ・スペイン語における “energetic reflexives”
7 原因帰属と可能表現との対応
7.1 概要
7.2 人と環境との安定した関係と潜在可能・属性表現
7.3 内的帰属・外的帰属と能力可能・状況可能
7.4 否定的な価値と否定主導
8 「予想外」などの成立が当たり前でない事態の表現
8.1 英語の can
 ほか

商品詳細

シリーズ名
シリーズ認知と言語 2
出版社名
ひつじ書房
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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