消えた学び舎変わりゆくまち

豊田直巳/写真・文

発売日:2025年11月

  • 消えた学び舎変わりゆくまち
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ページ数
32p
ISBN
978-4-540-25151-1
著者情報
豊田 直巳(トヨダ ナオミ)
フォトジャーナリスト。1956年、静岡県に生まれる。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。長年にわたり、イラクやパレスチナなどの紛争地で取材を続けるとともに、アジア各地の内紛・内戦などの「見えない戦争」を取材・報告してきた。また、児童労働や貧困問題など制度的な差別構造にもカメラを向けてきた。劣化ウラン弾問題やチェルノブイリの取材経験をもとに、東日本大震災後は福島を中心に取材活動を継続し、映画製作にも取り組む。取材で出会った人々が、困難に立ち向かう姿を記録し、人々の記憶に残る仕事を、と心がけている。『それでも「ふるさと」全3巻』(農文協)で第66回産経児童出版文化賞[大賞]受賞

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商品説明

福島県の沿岸部のほぼ中央にある浪江町は、東には太平洋、西には阿武隈の山々が広がり、山・川・里・海がつながる自然豊かな町です。ここには6つの小学校(学び舎)がありました。しかし、この学び舎はすべて閉じられました。東日本大震災と原発災害、そして避難の長期化で、多くの人びとは帰れなかったのです。そして、学び舎の解体が進められました。歴史ある学び舎の卒業生や町民からは、解体延期を求める声が多く寄せられました。しかし、その願いはかないませんでした。解体前には学校見学会が行われましたが、きれいに整理された教室は、さびしげでした。原発災害では、学び舎だけでなく、まちの家々や商店街なども消えていきました。いまそこには、人びとの暮らしがあったことを思い出すのも難しい風景が広がっています。原発事故から15年になろうとしていますが、ふるさとの浪江町に帰って暮らす人は、震災前のわずか1割ほどです。でも、帰らない人、帰れない人の心のなかにも、それぞれの消えない「ふるさと」があります。
原発事故から15年、放射能に故郷を追われた人々の現実や暮らし、思いや願いを事故直後から寄り添い続ける写真と文で伝え、原発災害をどう記憶し、どう生きるかを問いかける。第66回産経児童出版文化賞大賞の続編。

<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
このシリーズは手にするたびに心が痛みます。そして突然襲ってきた災害のために、無傷のままで解体されていく学校施設には、辛さだけではなく怒りも覚えました。多くの子どもたちが学んだ学校が、特別のものだと言うことは痛いほどわかります。子どもたちはここで心を育て、未来を紡いできたのです。納得できる意味合いがあれば、卒業生たちは寂しさを記憶の中に納めることができるでしょう。でも納得できない不条理によるものであったら、行き場を失った無念さを、いつまでも整理できずに連れ歩かなければならないのです。突然の避難を余儀なく命じられて、置いてきてしまったものが、無傷のまま残されている世界があります。でも、そこにあった社会や生活は崩壊してしまいました。そのやるせない気持ちを、当事者たちだけに押しつけてはいけないと痛感しました。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )

商品詳細

シリーズ名
それでも「ふるさと」 原発災害は今も
出版社名
農山漁村文化協会
サイズ
27cm
対象年齢
小学34年生 小学5
フォーマット
単行本

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