倫理学講義 第5巻

山田晶/著 小浜善信/編

発売日:2025年10月

  • 倫理学講義 第5巻
  • 倫理学講義 第5巻
ページ数
365,6p
ISBN
978-4-86285-450-6
著者情報
山田 晶(ヤマダ アキラ)
大正11(1922)年生まれ。昭和19年京都帝国大学文学部哲学科卒業。昭和40年京都大学文学部助教授を経て教授となる。昭和60年京都大学を定年退職後、南山大学文学部教授、聖霊短期大学特任教授。平成10年に日本学士院会員。平成20(2008)年没

小浜 善信(オバマ ヨシノブ)
昭和22(1947)年生まれ。昭和50年京都大学大学院文学研究科博士課程(西洋中世哲学史専攻)修了。神戸市外国語大学名誉教授

¥3,850 税込

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商品説明

本講義は著者が名古屋に移ってから、12年にわたる教養科目を中心にした講義の集大成である。著者自身の生の根本に関わる問題意識を直截に展開した内容である。本巻の1部「世界の意味」では「私」が「世界」に意味を与え、私が世界の源泉である。したがって死は意味を付与した根原が消失し、世界も意味を失う。人の臨終で「世界は無意味」となるが、「私の原点」のさらなる原点はないのか。存在とは何かが問われる。2部「行為と能力」と3部「人間的行為と人間の行為」では、人間が「自己の行為の主」であるがゆえに「人間的行為」が論じられ、自己の行為は意志と理性により支えられる。意志zは倫理・道徳に、理性は倫理と現代の先端科学技術に関わる。4部「善のラチオについて」では「共通認識」は対話により、「普遍認識」は真実の経験により成立する。最後の講演「マルタとマリア」ではイエスがこの姉妹をどう見たかを語る。

本講義は著者が名古屋に移ってから,12年にわたる教養科目を中心にした講義の集大成である。著者自身の生の根本に関わる問題意識を直截に展開した内容である。
「自分とは何か」に始まり,自愛と他愛をめぐる「愛」の諸問題,また「他者」や「共感」の問題,さらに「生死」の問題,そしてニヒリズムにも関わる「世界の意味」や「人間的行為」を主導する理性の役割の問題など,全5巻にわたり倫理学の多様な問題群が取り上げられる。
著者の問いが新たな問いを生み,その探究の行程をたどる読者も読み進めるうちに知らず知らず問題を探究し思索することへと誘われる。著者の問題は読者と共有され,探究そのものが読者の喜びになる。読み終えた後も読者の心に問題が課題として残り,さらなる思索へと誘う不思議な体験となろう。人がものを考える,哲学することが,無意識に身体化されるのである。
本巻のI部「世界の意味」では「私」が「世界」に意味を与え,私が世界の源泉である。したがって死は意味を付与した根原が消失し,世界も意味を失う。人の臨終で「世界は無意味」となるが,「私の原点」のさらなる原点はないのか。存在とは何かが問われる。II部「行為と能力」とIII部「人間的行為と人間の行為」では,人間が「自己の行為の主」であるがゆえに「人間的行為」が論じられ,自己の行為は意志と理性により支えられる。意志は倫理・道徳に,理性は倫理と現代の先端科学技術に関わる。IV部「善のラチオについて」では「共通認識」は対話により,「普遍認識」は真実の経験により成立する。最後の講演「マルタとマリア」ではイエスがこの姉妹をどう見たかを語る。

目次

凡例
まえがき

第I部 世界の意味


第一章 世界の概念
 第一節 原初的に与えられている世界了解
 第二節 全体としての世界
 第三節 場所としての世界
 第四節 統一としての世界
 第五節 限界としての世界
 第六節 世界の場所

第二章 自然の世界
 第一節 原初的に与えられている世界そのもの
 第二節 物質の世界
 第三節 物体から身体へ
 第四節 類としての人間の世界
 第五節 生物の世界
 第六節 二つの世界の関係
 第七節 自然の世界

第三章 表象の世界
 第一節 表象としての世界
 第二節 表象としての世界を限界づける地平
 第三節 世界表象を形成する地平の二重の役割
 第四節 地平によって知られる二つの世界表象の区別と関係
 第五節 表象の世界の多元性

第四章 客観の世界
 第一節 多元的表象世界の外なる世界における出会い
 第二節 外なる世界としての自然世界
 第三節 ゲマインシャフトにおける表象の世界の共有
 第四節 ゲマインシャフトにおける客観の世界
 第五節 修羅の世界
 第六節 理性の世界
 第七節 ゲゼルシャフトにおける客観の世界

第五章 対象の世界

第六章 実在の世界
 第一節 真実の世界と虚偽の世界
 第二節 客観の世界の虚偽と真実
 第三節 対象の世界の虚偽と真実
 第四節 根原的世界の実在性
 第五節 根原的世界と私
 第六節 根原的世界と理性

第七章 世界の意味
 第一節 「意味」の三つの意味
 第二節 第三の意味での「意味」
 第三節 世界の意味

ほか

商品詳細

出版社名
知泉書館
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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