中世密教寺院と修法「新装版」
発売日:2025年10月
- 版数
- 新装版
- ページ数
- 320,16p
- ISBN
- 978-4-585-31024-2
- 著者情報
- 西 弥生(ニシ ヤヨイ)
1977年埼玉県に生まれる。現在、種智院大学人文学部准教授
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商品説明
聖俗両社会を結びつけた密教の祈祷、修法はいかなる仕組みで勤修され、継承されていったのか―。中世において密教の修法は、現世利益を求める公家・武家の要請によって盛んに勤修されてきた。本書は、真言密教を伝持する醍醐寺に伝わる聖教を主に活用し、修法勤修と相承の仕組みについて「修法論」「法流論」「史料論」という三つの柱に基づき考察したものである。第1部では、修法を実現するための諸要件について検討し、第2部では真言密教の中核的法流たる三宝院流の存続を支えた修法とその相承の実態に迫る。第3部では、修法の勤修と相承の場で生み出された史料の性格や機能を考える。聖教の「中身」にふみ込み、社会史的な観点で真正面から修法をとらえた研究である。
中世において密教の修法は、現世利益を求める公家・武家の要請によって盛んに勤修されてきた。本書は、真言密教を伝持する醍醐寺に伝わる聖教を主に活用し、修法勤修と相承の仕組みについて「修法論」「法流論」「史料論」という三つの柱に基づき考察したものである。
第I部では、修法を実現するための諸要件について検討し、第II部では真言密教の中核的法流たる三宝院流の存続を支えた修法とその相承の実態に迫る。第III部では、修法の勤修と相承の場で生み出された史料の性格や機能を考える。聖教の「中身」にふみ込み、社会史的な観点で真正面から修法をとらえた研究である。
*本書は2008年刊行の『中世密教寺院と修法』(ISBN:978-4-585-03206-9)の新装版です。
目次
序章
第一部 修法の勤修空間
第一章 修法と本尊―仁王経法と仁王経曼荼羅―
はじめに
第一節 二つの仁王経曼荼羅
第二節 仁王経法の勤修と曼荼羅の活用
第三節 仁王経曼荼羅の相承
(一)二本一体の相承
(二)二曼荼羅の分配
おわりに
第二章 修法と「荘厳」
はじめに
第一節 諸法会における「荘厳」
第二節 修法の「荘厳」と口伝
第三節 「荘厳」の継承
おわりに
第三章 台密・東密の共同勤修―北斗法を通して―
はじめに
第一節 北斗法の次第
第二節 北斗法の勤修形態
(一)公家北斗法
i 臨時御祈として
ii 恒例化と勤修手続
(二)武家北斗法
おわりに
第二部 修法と法流
第一章 三宝院流の創始―勝覚・定海とその功績―
はじめに
第一節 三宝院の創建
第二節 勝覚と修法勤修
第三節 三宝院の恒例結縁灌頂
第四節 院家・法流・座主職の相承
おわりに
第二章 遍智院成賢と三宝院流
はじめに
第一節 遍智院僧正成賢
第二節 大法の勤修
第三節 「薄草紙」の撰述
おわりに
第三章 三宝院流と仁王経法
はじめに
第一節 仁王経法の由緒と先例
第二節 報恩院憲深と仁王経法の勤修
第三節 憲深の後継者と仁王経法
おわりに
第三部 修法をめぐる文書・聖教
第一章 修法と「巻数」―寺院文書の一側面―
はじめに
第一節 「巻数」の登場と口伝化
第二節 「巻数」の生成
第三節 「巻数」の機能
おわりに
第二章 修法と「抄物」―頼瑜撰「薄草子口決」を素材として―
はじめに
第一節 頼瑜と事相伝受
第二節 「薄草子口決」の内容
第三節 「薄草子口決」の書写
おわりに
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勉誠社
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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