沈む日本とカオス化する世界
発売日:2026年2月
- ページ数
- 274p
- ISBN
- 978-4-8156-3685-2
- 著者情報
- 内田 樹(ウチダ タツル)
思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は20世紀フランス哲学・文学、武道論、教育論。第6回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)、2010年度新書大賞(『日本辺境論』)、第3回伊丹十三賞を受賞
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商品説明
統治コストを嫌う権力が中産階級を壊し、人を信じる制度は監視へ傾く。役に立たない人を排除する空気のなかで、言葉を失った社会はさらに統治しやすくなる。画面に奪われた身体感覚と共感に寄りかかる政治が「改革」を空洞化させ、単純な物語が人と社会を傷つける。世界では同盟の前提が揺らぎ、安保を他国に委ねてきた日本に選択が迫られる。コモンが痩せた国で、何を守り、どこに居場所をつくるのか―複雑さに耐える知性への招待。
沈みゆく国で私たちはどう生きるか?
現代ニッポンの思考地図
戦後日本モデルの限界と、カオス化する世界秩序の中で、沈まないための「日本再生論」
統治コストを嫌う権力が中産階級を壊し、人を信じる制度は監視へ傾く。役に立たない人を排除する空気のなかで、言葉を失った社会はさらに統治しやすくなる。画面に奪われた身体感覚と共感に寄りかかる政治が「改革」を空洞化させ、単純な物語が人と社会を傷つける。世界では同盟の前提が揺らぎ、安保を他国に委ねてきた日本に選択が迫られる。コモンが痩せた国で、何を守り、どこに居場所をつくるのか。複雑さに耐える知性への招待。
※お届け日が変更になりました
2月7日→2月9日
目次
まえがき
第1章 沈みゆく日本の教育と「市民的成熟」の崩壊
市民的成熟を育てる学校と職場の条件
「指導」の名の暴力が組織を腐らせる
従順さではなく判断力を鍛える道徳へ
言葉を失った社会は統治しやすい社会になる
画面に奪われた身体感覚が日本を弱くする
沈みゆく社会で大人が学び直すべきこと
共感疲れの時代に必要な「痩せ我慢」の倫理
第2章 統治と成長の罠──中産階級の没落と日本の貧困化...
統治コストを嫌う権力が中産階級を壊した
性善説で設計された社会が壊れるとき
人を信じる制度と監視社会の分岐点
「役に立たない人」を排除する社会の末路
コモンが痩せた国に豊かさはない
第3章 改革と加速主義、単純主義──壊れていく政治と社会
複雑さに耐える知性が社会を救う.
農業と市場原理主義の支配
「早く」だけの政治が都市を破壊する
独裁者とイエスマンの社会のゆくえ
首長の資質と責任
単純な物語が人と社会を傷つける
何でも「誰かの陰謀」にする政治の危険
第4章 カオス化する世界秩序と日本の選択.
安保が消えたあと、日本は何になるのか
同盟を壊して票を稼ぐ大統領と日本
「道義的な大国」から世界最強のならず者国家へ
民主主義の空洞を埋める新しい帝国たち
建国の理念を裏切るポピュリストの登場
イーロン・マスクの野望
「悪」がやけに魅力的に見える社会心理.
「ゆるさ」を失った国が選ぶ極端な進路
第5章 自由と家父長制──カオスの時代に「居場所」をつくる
将来を決めつけられた若者たちの「居場所なき自由」
心の中はわからなくても人は支えられる
息苦しい日本の正体
未来を選び取る力としての〈良心〉
「歌われざる英雄」によって支えられる社会
日本のイディオクラシー(愚者支配)
支配ではなく責任としての家父長制
「自由の国」に統制が増えていくメカニズム
商品詳細
- シリーズ名
- SB新書 723
- 出版社名
- SBクリエイティブ
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
注意事項
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