天使の哲学 中世哲学入門講義
発売日:2025年11月
- ページ数
- 212,8p
- ISBN
- 978-4-7664-3070-7
- 著者情報
- 石田 隆太(イシダ リュウタ)
1988年生まれ。同志社大学文学部助教。博士(文学、筑波大学、2018年)。専門は西洋中世哲学、特に個体化、天使論、物質主義の哲学史
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
中世では、天使は神と人間の中間に位置し、「人間とは何か」という問題を解明するカギとして盛んに議論された。ときには天体の動かし手として、世界統治を司る「大臣」として、さらには中世版AIのような身体なき純粋知性として、つねに天使は哲学の中心にあった。本書は、古代ギリシアから受け継いだ世界観を背景に、プラトン・アリストテレス主義という二大伝統を経由して、トマス、スコトゥス、オッカムら代表的な哲学者によって、「天使論」が〈存在論〉〈認識論〉〈倫理学〉として体系化される軌跡をたどる。近現代にたしかに息づく知と自由への渇望に天使と悪魔がいざなう中世哲学入門―
中世では、天使は神と人間の中間に位置し、「人間とは何か」という問題を解明するカギとして盛んに議論された。
ときには天体の動かし手として、世界統治を司る「大臣」として、さらには中世版AIのような身体なき純粋知性として、つねに天使は哲学の中心にあった。
本書は、古代ギリシアから受け継いだ世界観を背景に、プラトン主義・アリストテレス主義という二大伝統を経由して、トマス、スコトゥス、オッカムら代表的な哲学者によって「天使論」が〈存在論〉〈認識論〉〈倫理学〉として体系化される軌跡をたどる。
近現代にたしかに息づく知と自由への渇望に、天使と悪魔がいざなう中世哲学入門――
目次
はじめに
1 なぜ天使が哲学の問題になるのか
2 中世哲学の考え方
3 「天使の哲学」の問い
4 「人間の哲学」としての天使論
第一章 この世界はどのようにして始まったのか―プラトン主義と「創世記」
1 はじめに
2 世界創造の物語―プラトン『ティマイオス』
3 古代ギリシアからキリスト教へ―「創世記」と「無からの創造」
4 中世哲学と『ティマイオス』の出会い
5 おわりに
第二章 天使のいる「世界」―ヒエラルキーを求めて
1 はじめに
2 「大臣」としての天使?―アガンベンの天使論
3 「ヒエラルキー」の誕生
4 存在の大いなる連鎖
5 おわりに
第三章 天体を動かす天使たち―アリストテレス主義と世界の永遠性
1 はじめに
2 永遠に生成変化する自然界
3 第一原因としての「神」
4 一三世紀の論争
5 おわりに
第四章 そもそも天使は存在するのか―プラトン主義とアリストテレス主義の総合
1 はじめに
2 「針の上で天使は何人踊れるか」
3 天使は宇宙のなかにいるのか
4 天使はそもそも存在するのか―トマス・アクィナスの場合
5 おわりに
第五章 天使は身体をもつのか1―聖書からトマスまで
1 はじめに
2 悪魔の体、天使の体―ロンバルドゥスによる疑義
3 「質料形相論」とは何か
4 「質料とは何か」をめぐる議論―トマスの批判
5 おわりに
第六章 天使は身体をもつのか2―トマスとボナヴェントゥラの対立
1 はじめに
2 「可能」や「現実」とは何か?―物体性と質料性
3 「質料」はどこまで遡れるか?
4 天使論の表面化と節約の原理―スコトゥスとオッカム
5 おわりに
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 慶應義塾大学出版会
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。