技術者のためのねじのトラブル解決策

福岡俊道/著

発売日:2025年11月

  • 技術者のためのねじのトラブル解決策
  • 技術者のためのねじのトラブル解決策
ページ数
281p
ISBN
978-4-339-04698-4
著者情報
福岡 俊道(フクオカ トシミチ)
1975年神戸商船大学商船学部機関学科卒業。2018年神戸大学名誉教授

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商品説明

【読者対象】
ねじ締結部の強度設計、締結作業の工程設計等の業務を担当し、ねじの三大難問である「確実な締め付け」、「ゆるみの防止」、「疲労破壊の防止」に関連する問題の解決方法、あるいは具体的なヒントを必要としている技術者。

【書籍の特徴】
ねじの「ゆるみ」と「疲労破壊」は二者択一的に発生するのではなく、いずれもボルトの軸力不足で発生しているケースが多い。それを具体的な事例を通して説明し、もっとも有効な解決策が「高い精度で締め付ける」であることを、信頼できる研究成果に基づいて平易に解説しています。また、実際に発生したねじのトラブルの事例紹介、技術者が共通して抱く疑問(いわゆるFAQ)に対する回答を通じて、読者各位が対象としている締結部に関する問題の解決策やヒントを提供することを目的としています。

【各章について】
第1章では、他の機械要素との比較を通して、ねじのトラブル解決の難しさを説明しています。第2章では、「確実な締め付け」、「ゆるみの防止」、「疲労破壊の防止」について詳しく解説しています。第3章では、ねじ締結部の設計に必要な基礎事項をまとめています。第4章では、ゆるみと疲労破壊を防ぐための基本である「確実な締め付け」について、トルク法を中心に詳しく解説しています。軸力のばらつきの軽減方法、動力式レンチ/インパクトレンチを使用したときの問題、締結部の検査方法についても解説しています。また、トルク法と回転角法を組み合わせた高精度締め付け方法を紹介し、焼き付きの問題も取り上げています。第5章では、ねじのゆるみを「回転ゆるみ」と「非回転ゆるみ」に分けて解説しています。前者については、有限要素解析によりそのメカニズムを明らかにし、後者については、ボルト軸力低下量の計算方法を説明し、それぞれ具体的な防止策を詳しく説明しています。第6章では、ねじの疲労破壊のメカニズムの説明に続いて、ねじ固有の疲労強度特性、ボルト締め付け線図の問題点を解説し、有限要素解析により求めたねじ谷底の応力振幅に基づいて、具体的な防止策を示しています。最後に、具体的な事故例の解説を通して、理解を深めるように構成されています。4〜6章には、読者の理解を深めるために、多数の事例紹介とFAQが関連箇所に配置されています。

【読者へのメッセージ】
ねじの三大難問である「確実な締め付け」、「ゆるみの防止」、「疲労破壊の防止」は、一見独立した問題のように見えますが、実際は三位一体といっても差し支えがないほど密接に関連しています。本書では、その中で一番上流側にある「確実な締め付け」を達成することにより、「ゆるみ」と「疲労破壊」に起因するさまざまなトラブルが防止/解決できることを、多数の事例や具体的な数値を用いて平易に解説しています。

【キーワード】
確実な締め付け、ゆるみの防止、疲労破壊の防止、トルク係数、摩擦係数のばらつき、締結部の剛性、へたり、座面陥没、回転ゆるみ、非回転ゆるみ、熱膨張、界面の離隔、応力振幅

目次

☆発行前情報のため,一部変更となる場合がございます

1.ねじの歴史と役割

2.ねじの三大難問とは?
2.1 三大難問は三位一体?
2.2 確実な締め付け
2.3 ゆるみの防止
2.4 疲労破壊の防止

3.ねじ締結部設計の基礎
3.1 ねじの規格
 3.1.1 JIS規格とISO規格
 3.1.2 ねじの基準山形
 3.1.3 ねじ山のらせんとリード角
 3.1.4 ねじの呼び径とピッチ
 3.1.5 並目ねじと細目ねじ
 3.1.6 ねじの条数
 3.1.7 ねじ部品の非相似性
 3.1.8 ねじ部品の使い方
 3.1.9 ボルト・ナットの形状と座面面積
3.2 締結部の界面と座面面圧
 3.2.1 被締結体寸法と界面の面圧分布
 3.2.2 ナット座面とボルト頭部座面の面圧
3.3 ねじの剛性
 3.3.1 ねじの剛性と締め付け過程の力学特性
 3.3.2 一次元ばねモデルによる剛性評価
 3.3.3 はめあいねじ部とボルト頭部の等価長さ
 3.3.4 被締結体の寸法と剛性
 3.3.5 複雑な形状の被締結体の剛性評価
 3.3.6 締め付け方法と締結部の力学特性に対する剛性の影響
3.4 ねじ締結部の接触面剛性
 3.4.1 表面粗さと接触面剛性
 3.4.2 接触面剛性の評価方法
 3.4.3 法線方向と接線方向の接触面剛性
3.5 ねじ部品材料の力学特性と熱特性
 3.5.1 ねじ部品の材料
 3.5.2 炭素鋼系材料の強度と粘り強さ
 3.5.3 ステンレス鋼系材料
 3.5.4 アルミニウム合金
 3.5.5 チタンとチタン合金
 3.5.6 非鉄金属製ねじの注意点
 3.5.7 各種ねじ部品材料の力学特性と熱特性

4.確実な締め付けへの挑戦
4.1 各種締め付け方法の特徴
 4.1.1 トルク法
 4.1.2 回転角法
 4.1.3 張力法
 4.1.4 熱膨張法
ほか

商品詳細

出版社名
コロナ社
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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