東欧の体制転換と新自由主義 1989年以後のヨーロッパ

  • 東欧の体制転換と新自由主義 1989年以後のヨーロッパ
  • 東欧の体制転換と新自由主義 1989年以後のヨーロッパ
ページ数
499,81p
ISBN
978-4-622-09784-6
著者情報
テーア,フィリップ(テーア,フィリップ)(Ther,Philipp)
1967年生まれの歴史家。専門は中東欧近現代史。1997年にベルリン自由大学で博士号を取得。フランクフルト・アン・デア・オーデルのヴィアドリーナ欧州大学やフィレンツェの欧州大学院などを経て、2010年よりウィーン大学教授。ライプツィヒ書籍見本市のノンフィクション部門賞(2015年)やオーストリアのヴィトゲンシュタイン賞(2019年)など多くの受賞歴がある。2020年にはウィーンで転換史研究センター(RECET)を設立し、同センター長を務める

福田 宏(フクダ ヒロシ)
1971年和歌山県新宮市生まれ。成城大学法学部教授。専門はチェコとスロヴァキアの近現代史、国際関係論

河合 信晴(カワイ ノブハル)
1976年静岡県浜松市生まれ。広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。専門はドイツ現代史(東ドイツ研究)

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商品説明

冷戦後、世界を席巻し、東欧を作り替え、西欧をも変容させた新自由主義。しかし、その時代は終わりつつある。30余年の欧州現代史を総括し、変化の実相を紐解く。

ベルリンの壁が崩れ、東欧共産圏が崩壊した1989年以降、中東欧諸国では「ショック療法」と呼ばれる急激な自由化・規制緩和・民営化が進んだ。中東欧の経済・社会の変化は西欧をも変容させ、結果としてヨーロッパは「勝ち組」と「負け組」に二極化した。
2008年のリーマンショックの際、財政危機に陥ったギリシャなどの南欧諸国に、EUは再びこうした新自由主義的改革を強いた。だがこれは失敗し、改革への反発は右翼ポピュリズムの台頭につながっていく。
にもかかわらず、新自由主義路線はどの国でも堅持された。しかしブレクジットとコロナ禍を経て、ウクライナ戦争に直面するヨーロッパで、新自由主義時代はすでに終焉しつつあると、著者は論じる。
本書は2014年の刊行以来、英訳をはじめ、台湾、フィンランド、韓国、ポーランド、チェコ、ウクライナで翻訳された。日本語版は最近の情勢を踏まえ独自の加筆を施し、改訂新版ともいうべき内容になっている。

目次

第1章 イントロダクション
第2章 一九八〇年代の危機と改革論
第3章 一九八九〜九一年の諸革命
第4章 新自由主義の実態とその副作用
第5章 新自由主義の第二の波とEUの役割
第6章 中東欧の首都の比較
第7章 二〇〇八〜〇九年の危機とその対応
第8章 新たな東欧としての南欧
第9章 共鳴しあう転換
第10章 活かされたチャンス、活かされなかったチャンス
日本語版のための補遺

商品詳細

出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:DIE NEUE ORDNUNG AUF DEM ALTEN KONTINENT

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