荒川放水路ものがたり
発売日:2025年10月
- ページ数
- 267p
- ISBN
- 978-4-8118-0869-7
- 著者情報
- 絹田 幸恵(キヌタ ユキエ)
1930年、朝鮮に生まれる。家族は2歳のときに岡山県に帰郷。1950年岡山大学教育学部を卒業、小学校教員となる。1957年上京、東京・足立区で教員となる。1972年ごろから、地域を歩いて住民の話を聞き、工事事務所などをたずね、荒川放水路の歴史を授業にしてきた。1982年、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」(のちの市民グループ「ほうせんか」)を発足し、代表に就任。1988年に教員を退職後、これまでの調査をまとめ、『荒川放水路物語』(1990年、新草出版)として出版。本作により平成3年土木学会・出版文化賞を受賞
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商品説明
街と人を100年守った放水路は、どのようにつくられたのか?
安田浩一さん(ノンフィクションライター)推薦!
「荒川の歴史をわかりやすく、しかもていねいに足を使って調べ上げた書は、ほかにない。文句なしの名著だ。」
利根川東遷・荒川西遷工事により、江戸の大動脈となった荒川(隅田川・大川)。大きな繁栄をもたらしたいっぽうで、毎年のように洪水で多数の犠牲者を出す暴れ川でもあった。明治末の大洪水を契機に、人と街を守るため24kmの大放水路が計画される。19町村の1300戸にふってわいた立ち退き、工事をめぐる軋轢、そして震災。
教え子の疑問に触発された著者が、20年ちかくにわたって地域の生き証人から聞き歩き、資料を渉猟して再現した人と川のものがたり。
目次
まえがき
1 荒川の歴史
1 荒川のすがた
2 利根川・荒川の移り変わり
3 荒川のおもな洪水
4 熊谷堤
2 明治末期の大洪水
1 明治40年の大洪水
床の上でさざ波/住民が堤の上でにらみ合い
2 明治43年の大洪水/
圦を閉じて炊き出しを/洪水を知らせる寺々の鐘
飲み水をもらいに舟で/流されていく家
平方電報/農業用の舟で逃げる
千住の町と天皇の勅使/電話を堤の桜につるす
軍も出動した向島・本所・深川/農家は種籾さえもなく
免租の願いと炊き出しの報告
3 荒川放水路開削が決まるまで
1 東京市議会・帝国議会でのようす
2 放水路の位置と陳情書
3 内務省の放水路計画
4 用地買収から立ちのきへ
1 千住土地収用所のはたらき
2 江北村
江北村の調査と買収/水場は安く買収された
墓もいっしょに越した
3 西新井村
とりあえず立ちのく/通帳を見ては嘆いた
4 千住の北をまわって
千住元宿の人たちと感旧碑/川底の地図
流れの下になった家/伊興は土地が高いから
24戸の村に20戸の移転/神社も移転
移転は第一次世界大戦の年/農民の心情は
移転して分教場に
5 葛飾・墨田あたり
編入されたりなくなったりした村/コロで引いてきた家
買収ときいて寝込んでしまった/消えた木下小学校
立ちのいた宝蔵寺/「寺の前」の家も立ちのく
立ちのいた牛たち/「役場の家」の移転
木下川薬師の場合/上木下川の村と立ちのき
万福寺と下木下川の村/白髭神社
6 一路海へ
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 太郎次郎社エディタス
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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