現代建築の美と機能性を実現する生産設計と施工図の世界

木村浩之/著

発売日:2025年9月

  • 現代建築の美と機能性を実現する生産設計と施工図の世界
  • 現代建築の美と機能性を実現する生産設計と施工図の世界
ページ数
190p
ISBN
978-4-344-69403-3
著者情報
木村 浩之(キムラ ヒロユキ)
株式会社 スエヒロ設計事務所 代表取締役。1968年埼玉県越谷市生まれ。美術や建築に興味をもち、1988年青山製図専門学校の建築設計・設備科に入学、建築デザインを学んだ。卒業後は小規模なアトリエで働くことを目指していたが、アルバイトで経験した現場監督のアシスタント業務で現場で働くことに興味をもち、専門学校の教師の紹介を経て1990年4月、施工図を専門とする株式会社スエヒロ設計事務所に入社。その後、大手ゼネコンの物件を次々と担当、新宿パークタワー、代官山アドレス、日本科学未来館、SONY CITYなどで施工図を描く。2021年に代表取締役社長に就任

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商品説明

複雑で創造的な建築に必要不可欠な「施工図」。GINZA SIX、SONY CITY、ハイアットセントリック銀座東京、国立新美術館、代官山アドレス、日本科学未来館―数多くの有名建築の生産設計を手掛けてきた第一人者が、現代建築を支える「施工図」の魅力を詳しく解説。施工図がどういう役割を担っているのか、これを読めば建築はもっと面白くなる!これまでほとんど語られることのなかった施工図づくりの現場をリアルに紹介。

どんなに優れた「設計図」も、
実現するためには「施工図」が欠かせない!

数多くの有名建築の生産設計を手掛けてきた第一人者が
施工図の役割と魅力を実例とともに語り尽くす!

建物の図面と聞いてまず思い浮かべるのは「設計図」ですが、「施工図」という言葉にはなじみがない方が多いのではないでしょうか。実際、建築を学ぶ学生でさえ、その役割を正しく理解していないことがあります。
施工図とは、その名のとおり施工に用いるための図面です。現場で職人たちが工事を進める際に参照するのは設計図ではなく、この施工図になります。建物は、給排水や空調、電気設備、サッシ、内外装の仕上げ材など、膨大な数の部材や設備によって成り立っています。施工図には、躯体図や仕上げ図、各部材の製作図に含まれる寸法や情報が集約され、部材の配置や組み立ての順序が明確に示されているのです。つまり施工図とは、設計の意図を現場で形にするための“実行の図面”といえます。
著者は約35年間にわたり生産設計に携わり、代官山アドレス、日本科学未来館、SONY CITYなど数々の著名な建築物の施工図を担当してきました。2021年からは生産設計を専門とする会社を率い、約50人のスタッフとともに事業を展開しています。
本書では、著者の経験を踏まえて、生産設計という仕事の内容とその重要性、そして施工図の魅力を、実際の作図例を交えながら丁寧に解説しています。施工図と生産設計の世界を現場から初めて体系的に語り尽くした本書は、建築をこれまでとは少し違った角度から楽しめる一冊です。

目次

はじめに

序 章 初めての施工図作成現場で

第1章 設計図に描かれない施工プロセスやディテールを明確にする
日本独自に発展した施工図の役割
施工図は工事のための詳細図面
施工図にはどのようなものがあるか
建設現場で描き進められる施工図
現場で発生した問題にもすぐに対処
生産設計が現場を支える
施工図を進化させた納まりと取り合いへのこだわり
海外にはない施工図
まず躯体図を描くことから始まる
現場をつなぐハブとなる

第2章 「図面屋」から「生産設計」へ
時代を経て存在感を増す施工図業務の現在地
ゼネコンに託された施工図
施工に特化し、技術力を磨いた日本のゼネコン
一気に拡大した建設需要
施工図専門の設計事務所の誕生
設計と施工現場の両方を知っていた創業者
設計者の思いを現場につなぐのが施工図
現場所長に鍛えられた施工図会社とそのスタッフ
「施工図」が建築概要の一項目になった
日本で独自の発達を遂げた施工図
施工図は棟梁の墨出しがルーツ
「木割り」という施工図
現代の住宅に受け継がれたディテール
自立して歩き始めた施工図会社

第3章 建設現場の一員となり、施工上の課題や疑問を解決していく
生産設計はアクティブで創造的な仕事
設計図書を読み込み、どの部分の施工図が必要かを判断する
躯体図は精緻に仕上げる
割付を考えるのも重要な仕事
展開できない避難はしごに気付く
現場でコミュニケーションを取りながら解決を図る
「お前の施工図どおりだとこうなるんだ」と怒られながら
最初は社内業務で仕事を覚える

第4章 アートと技術が交差する現代建築の数々――
設計と施工を結びつけた施工図のチカラ
いきなり飛び込んだ建築の現場――新宿パークタワー
手描き時代だからこそ考えることができた
大切なのは伝えたいものが何かということ
複合用途ビルならではの難しさ
地域冷暖房センターとの連携
ほか

商品詳細

出版社名
幻冬舎メディアコンサルティング
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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