『伊藤整太平洋戦争日記』を読む

澤井繁男/著

発売日:2025年9月

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ページ数
496p
ISBN
978-4-7791-3072-4
著者情報
澤井 繁男(サワイ シゲオ)
1954年札幌市生まれ。京都大学文学部大学院博士課程修了。東京外国語大学論文博士(学術)。イタリアルネサンス文学・文化論専攻。『北方文藝賞』受賞。翻訳書にカンパネッラ著『哲学詩集』(水声社、2020年、日本翻訳家協会特別賞受賞)他多数。日本文藝家協会員

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商品説明

戦後80年記念、作家・伊藤整の「戦争日記」を精読する!本書は『太平洋戦争日記』全3巻[昭和16(1941)年/昭和17(1942)年/昭和18(1943)年/昭和19(1944)年/昭和20(1945)年]を要約したもの。戦時下の日本内外の尋常ではない様子を明確に把握できる。

戦後80年記念!作家・伊藤整が記した「戦争日記」を精読する!!本書は『太平洋戦争日記』全3巻[昭和16(1941)年/昭和17(1942)年/昭和18(1943)年/昭和19(1944)年/昭和20(1945)年]を要約したものである。日本戦時下の尋常ではない様子を明確に把握することができる日記である。それらをくっきり浮かび上がらせるよう、内実を重視し小見出しを付した。

伊藤の日記を目の前にしたときには思わず唸った。太平洋戦争下での日記だからなおさらだった。伊藤が約4年間の日記を公開されるものとして書いたかどうかは知らない。病気、便の質、結核に冒されて友人夫婦が次々と子供を残して死んでゆく悲劇など、読者に不快感を覚えさせては商品にはならない。でもありのままを書いて、そこに戦時下の生活や戦況の実相を提示したいという企図の下でなら日常生活への密着は大いにありうる。当時、伊藤への原稿・単行本の依頼は、戦後にはどこへ行ったか知られない中小出版社からの要請がかなりあって、原稿を依頼した版元でいまに残っているのは、新潮社、河出書房くらいで、あとの中小出版社は日記が終了した以後の戦後には生き残られなかったのではないか。また、そういう意味では、それらの版元は貴重な版元と謂え、伊藤の筆一本と自認する生活を支えてくれたことになる。日記のなかで整は盛んに印税・増刷分の印税、雑誌の原稿料の計算を行なっている。どの版元も規模にかかわらず原稿料を支払っている。昨今の出版苦境とは大違いで、戦前は筆一本でもなんとか食べていくことができたことを示している。現在の出版業界と往時の人々の書籍への関心には大きな隔たりがあるという事であろう………。

目次

昭和十六(一九四一)年
昭和十七(一九四二)年
昭和十八(一九四三)年
昭和十九(一九四四)年
昭和二十(一九四五)年

商品詳細

出版社名
彩流社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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