「児童虐待」へのまなざし 社会現象はどう語られるのか「増補」
発売日:2025年10月
- 版数
- 増補
- ページ数
- 289,23p
- ISBN
- 978-4-00-603356-9
- 著者情報
- 内田 良(ウチダ リョウ)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専門は教育社会学、博士(教育学)。学校事故、教員の働き方、部活動、校則、いじめなどの教育問題に取り組む。本書『「児童虐待」へのまなざし』で第4回日本教育社会学会奨励賞(著書の部)受賞。ヤフーオーサーアワード2015受賞
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商品説明
様々な支援・対策が打ち出され、対応を求められてきた「児童虐待」。統計上の増加が意味するのは、都市の病理か、心の病か、それとも―。「虐待」に対する人々のまなざし、そしてその変遷から読み解く。部活動・いじめほか学校問題の研究・発信で知られる著者の初著作を、増補のうえ待望の文庫化。
90年代以降、様々な支援・対策が打ち出され、対応を求められてきた「児童虐待」。統計上の増加が意味するのは、都市の病理か、心の病か、それとも――。「虐待」に対する人々のまなざし、そしてその変遷から読み解く。部活動・いじめほか学校問題の研究・発信で知られる著者の初著作を、増補のうえ待望の文庫化。
目次
はじめに
序 章 「児童虐待」の発見
1 新しい社会問題
2 「児童虐待」へのまなざし
第1章 「虐待」は都市で起こる――児童相談所における虐待相談対応件数の分析
1 虐待防止の力学に迫る
2 児童相談所における「虐待相談対応件数」の概要と見方
3 虐待発見の動向
4 都市における「虐待」の発見
5 都市における発見活動の担い手
6 「虐待」は都市で起こる
7 「虐待」をときほぐす
コラム① 数字で読む社会現象(1)――数字は何をすくい上げているのか
第2章 「虐待」は増加する――攻撃・放置減少時代における増加説の台頭とその陥穽
1 「虐待の増加」への疑問
2 「虐待は増えている」
3 虐待増加の要因――現代的・都市的病理としての問題
4 「虐待は減っている」
5 現代・都市要因論と「安全と危険のパラドクス」
コラム② 数字で読む社会現象(2)――数字は何と比較されているのか
第3章 誰が「虐待」を定義するのか――援助活動における「虐待」適用の回避戦略
1 理念上の定義と実践上の定義
2 「虐待」の定義をめぐる議論
3 援助者と当事者における「虐待」の定義
4 定義の新たな運用方法と援助の可能性
コラム③ 「善」と「悪」をどう読み解くのか――ラベリング論の分析視点
第4章 「虐待」の家族を生きる――まなざしが生み出す精神的傷害
1 苦悩への社会学的アプローチ
2 児童虐待とスティグマ
3 当事者の語りと行為者像
4 被虐待経験へのスティグマ付与
5 家族の愛情規範を源泉とするスティグマ付与とその精神的傷害
6 愛情規範を源泉とする精神的傷害の社会的解決策
コラム④ 現象をとらえる四つの視点――個人から社会へ
終 章
1 聖性を帯びた活動
2 Children Firstを支えるProfessionals First
3 本書の知見はどこに向かうのか
おわりに
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波現代文庫 社会 356
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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