豊臣家の女たち
発売日:2025年10月
- ページ数
- 263p
- ISBN
- 978-4-00-432086-9
- 著者情報
- 福田 千鶴(フクダ チヅル)
1961年福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中途退学。博士(文学、九州大学)。日本近世史専攻。現在、九州大学記録資料館長兼基幹教育院教授
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商品説明
寧(北政所)と茶々(淀殿)はしばしば対立する妻と愛妾のように描かれる。しかし彼女たちは本当に敵対していたのだろうか。史料が語るのは連携して家を支え、揺れ動く時代の中で確かな役割を果たしていた姿にほかならない。豊臣家の栄枯盛衰に、欠くことのできない女性たち―妻、母、姉妹、養女、奥女中のまなざしから迫る。
寧(北政所)と茶々(淀殿)。現代の目は、この二人を秀吉の妻と愛妾と見て、あたかも対立したかのように捉えてきた。しかし実は、二人は連携して豊臣家を運営、大きく動く歴史の中で確かな役割を果たしていた。本書では、妻、母、姉・妹、養女、奥女中など、女たちの足跡をたどり、一夫多妻の豊臣家の真実に迫る。
目次
第一章 豊臣秀吉の家族(語り継がれる「大政所」像―秀吉母
豊臣家の栄枯盛衰を見届けた姉―智
秀吉の妹・家康の妻―旭
豊臣秀長とその妻子
三条河原で斬殺された豊臣秀次の妻子
小早川秀秋と離縁した妻―毛利輝元養女
豊臣秀頼の怨念に苦しんだ妻―徳川千)
第二章 一夫多妻の豊臣家(離縁の危機を乗り越えた最初の妻―浅野寧
歴史から抹殺された「南殿」と「石松丸」
妻の地位から脱落した小田信包の娘―姫路
秀吉の最大の寵愛を受けた妻―京極龍
二人の若君の母―浅井茶々
妙顕寺城天守に置かれた織田信長の娘―三の丸
「聚楽天主」と呼ばれた妻―前田摩阿)
第三章 秀吉の婚姻戦略―養女たちの行方(秀吉の愛しの隠し子―前田菊
太閤秀吉の秘蔵の娘―前田豪
怨霊となった養女―「小姫」
婚約を解消させられた豊臣秀長の次女きく
将軍家御台所となった浅井江
豊臣家の血筋を伝えた豊臣完子)
第四章 豊臣家を支えた奥女中たち(豊臣家と徳川家に仕えた女傑―孝歳主
豊臣家老女のナンバー2―ちゃあ
「関ケ原合戦」まで浅野寧を支えた東・こや
品行方正なキリシタン―客人
豊臣家の奥向の「総締まり」―朝日
浅井マリアと京極マグダレナ
二人の天下人から大切にされた高畑鍋)
第五章 大坂の陣をめぐる女たちの攻防(浅井茶々の二人の乳母―大蔵卿と南
大坂の陣を生き延びた茶々付の老女―二位
早々に命を絶った三位と正栄
茶々が切望した大上―伊勢あこ
浅井家出身の老女―海津と饗庭
秀吉の親族出身の乳母―右京大夫
秀頼がもっとも心を許した乳母―宮内卿
大坂城を脱出した女中―山口菊
豊臣と徳川の橋渡しだった常高院―浅井初)
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 2086
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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