ルネサンス教育論集

  • ルネサンス教育論集
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ページ数
405p
ISBN
978-4-86285-441-4

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商品説明

15世紀初頭の北イタリアでは,人文主義の勃興とともに新しい教育機関が設けられ,教育論・学習論が次々と執筆された。本書は,代表的な4人の思想家の著作と書簡を詳細な注と解説を加えて訳出する。近代教育の基盤とも言えるルネサンスの教育思想および理想的人間像とは,どのようなものであったのか。
初期ヒューマニズム最大の理論家の一人ヴェルジェリオによる『自由な青少年にふさわしい性格と学問についての本』(1402頃)は,自由学芸を初めて体系的に論じ,エラスムスが登場するまで最も読まれた教育論であった。
フィレンツェの書記官長で多彩に活躍したブルーニは,新発見のキケロ『弁論家について』に影響を受け,真の学識は知識とレトリックが一体化した境地にあるとして『学問と文才について』(1422-29頃)を著した。彼の膨大な書簡から抜粋した「教養書簡集」(1400-42)には,同時代の人文主義サークルの知的動向が如実に窺われる。
後年,教皇に即位したピッコローミニの『子どもの教育について』(1450)は,統治者以上に智恵を必要とする者はいないと論じ,幼少のハンガリー王のために身体と精神の鍛練を考察した上で,宗教的な教育,そして読書と学習のプログラムを取り扱う。
グアリーノ『教授と学習の順序について』(1459)は教育者の父が創設した学校の実践と理念を克明に描き,ドイツのギムナジウムやフランスのリセの原型となった。
現代における子どもの教育のみならず,読書論や独学にも豊かな示唆を与える,西洋教育思想史の古典論集である。

目次

1 レオナルド・ブルーニ 教養書簡集(ニッコロ・ニッコリ宛―ラチェニーゴ,1400年9月5日
ポッジョ・ブラッチョリーニ宛―フィレンツェ,1416年9月13日
ジャンニコラ・サレルノ宛―フィレンツェ,1418年後半 ほか)
2 ピエール・パオロ・ヴェルジェリオ 自由な青少年にふさわしい性格と学問についての本(両親の義務
自由学芸の重要性
優れた素質について ほか)
3 レオナルド・ブルーニ 学問と文才について(はじめに―才能を完成へ!
文才を磨くために(その1)―注意深い読書
文才を磨くために(その2)―語りのリズムをつかむ
学問的知識について(その1)―深入りしないほうがよい学問 ほか)
4 エネア・シルヴィア・ピッコローミニ 子どもの教育について(序言―ラディスラウス殿下へ
殿下における美徳の獲得
教育の重要性 ほか)
5 バッティスタ・グアリーノ 教授と学習の順序について(序文―マッフェオ・ガンバラへの献辞
父の理論を踏襲
学習意欲が重要 ほか)
解説(近代教育論の源流
ブックハンターたち
ペトラルカの功績 ほか)

商品詳細

シリーズ名
知泉学術叢書 39 イタリア・ルネサンス古典シリーズ
出版社名
知泉書館
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:De ingenuis moribus et liberalibus studiis adulescentiae

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