人びとの社会戦争 日本はなぜ戦争への道を歩んだのか
発売日:2025年9月
- ページ数
- 574,77p
- ISBN
- 978-4-00-024562-3
- 著者情報
- 益田 肇(マスダ ハジム)
大阪生まれ。立命館大学卒。新聞社勤務を経て渡米。日本語教師として勤務ののち、コーネル大学大学院にて博士号(歴史学)取得。現在、シンガポール国立大学歴史学部准教授。専門は、日本近現代史、20世紀アジア史、アメリカ外交史。主要著作:『人びとのなかの冷戦世界―想像が現実となるとき』(岩波書店、2021年、第21回大佛次郎論壇賞、第75回毎日出版文化賞〔人文・社会部門〕)など
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
私たちの社会はどうあるべきか。私たちは何を願い、何を戦っていたのか―。近代化を成し遂げ、帝国になった大正期以降、普通の人びとの社会を舞台にした「解放」と「引締め」をめぐる「戦い」が、本当の戦争になるまで。軍国主義日本が起こした戦争に巻き込まれる国民という視点からは抜け落ちる、普通の人びとの「社会戦争」のダイナミズムから近現代日本の実像を追う。大佛次郎論壇賞、毎日出版文化賞受賞者の渾身の大作。
近代化を成し遂げた大正期以降、解放と引締めをめぐる「戦い」が、人びとの日常のなかで激化し、ついには本当の戦争へと至るまでを描く。軍部が起こした戦争に巻き込まれた国民という視点からは抜け落ちる、人びとの「社会戦争」のダイナミズムから近現代日本の実像を追う。大佛次郎論壇賞、毎日出版文化賞受賞者の渾身の大作。
目次
序 章 人びとは何を戦っていたのか
第Ⅰ部 解放の時代
第一章 瓦解と解放 一九一〇―二〇年代
転換期としての大正時代
村の共同体
共同体秩序の変化
「放蕩狂時代」の出現
女性の解放:象徴としての断髪
結婚の重圧:「深い穴の底に入る様な気がする」
旧来の嫁体験:「なにも考えてはいけなかった」
女性の社会進出
モダンガールの出現
さまざまな解放:米騒動から社会運動へ
小作争議・労働運動の激増
部落解放運動の芽生え
世界同時多発現象としての瓦解と解放
第二章 くすぶる苛立ち:草の根社会保守の台頭 一九一〇―二〇年代
「らしさ」揺らぎへの苛立ちとその限界
「日本らしさ」の名のもとに
大正維新のなかの近世的心情
爆発する不安:関東大震災朝鮮人虐殺事件
世良田村部落襲撃事件
社会保守気運の積み重ね
第三章 解放の行き詰まり 一九二七―三一年
見えやすい事柄・見えにくい事柄
「女らしさ」への異論
「職業婦人」の悩み
家庭の崩壊
ある朝鮮青年の悩み
婦人参政権運動の行き詰まり
労働運動の行き詰まり
農民運動の激化と行き詰まり
水平運動の行き詰まり
第四章 幸せとはなにか 一九二七―三一年
自由と解放の時代の生きづらさ
「エロ・グロ・ナンセンス」文化の隆盛
エロ歌謡曲ブーム
エロティック・カフェの魅力
職業としての女給
文化運動としての「エロ・グロ・ナンセンス」世相
郷愁ブームの高まり
「平凡」への憧れ
「家庭」の再現
家族的共同体「兄弟村」の試み
農村部にくすぶる苛立ち
昭和維新運動の胎動
社会保守主義という底流
「世間」の逆襲
社会戦争の激化
第Ⅱ部 引締めの時代
第五章 満州事変とは何だったのか 一九三一―三四年
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。