マルグリット・デュラスその愛の行方
発売日:2025年8月
- ページ数
- 318p
- ISBN
- 978-4-7948-1296-4
- 著者情報
- 佐藤 浩子(サトウ ヒロコ)
川村学園女子大学名誉教授。パリ第3大学修士課程修了、中央大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は現代フランス文学、マルグリット・デュラス、女性作家とジェンダー論
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
「書くこと」だけがしたい。失われゆく過去、内なる闇、狂おしい愛を言語化することの可能性/不可能性に挑み続けた不世出の作家の軌跡と創作の源泉に迫る。
数奇な生いたち、抱え続けた「闇」、言葉と人に捧げたその愛。
没後30年を迎える世界的作家の創作の源泉に迫る本格文学研究
20世紀初頭の仏領インドシナに生まれ、「毒母」への愛憎相半ばする感情に苦しんだ少女時代。世界的ベストセラーとなり、映画も大ヒットした『愛人』の作者。難解かつ論争含みの作品で知られ、小説というジャンル自体を刷新した作家。第二次大戦下、ミッテランとともにナチスドイツに抗ったレジスタンスの闘士。強制収容所に送られた夫を待ち続け、心を病んだ銃後の妻。フランスの妊娠中絶合法化に寄与したフェミニスト。ジャック・ラカンが心酔したメタ小説の書き手。アルコール依存に苦しんだ晩年……現代を代表する作家の一人マルグリット・デュラス(1914‐96)には、こんなふうにいくつもの顔があります。自伝的作品も評伝もあまた公刊されているにもかかわらず、その実像はいまだどこかしら謎めいているようです。
50年以上にわたる作家人生で手がけた数多くのフィクション(小説、戯曲、映画)は、それぞれプロットや状況設定は異なるものの、「愛」というただひとつの主題を探求しているとみなし得ます。母、「小さい兄ちゃん」、夫、恋人、親友、ひとり息子、そして生涯最後の伴侶への「愛」は、いずれも決しておだやかなものではありませんでした。つねに死と隣り合わせの苦しみにも似た「愛」が、彼女を「書くこと」へと導き続けたのかもしれません。
本書は、没後30年を迎えるにあたり、デュラスを専門とする著者がこの世界的作家の創作の源泉に肉薄した本格文学研究です。問題作『愛人』をはじめ、作品に描かれたさまざまな「愛」の形を析出しつつ、唯一無二のエクリチュールが生み出されるプロセスを丹念にたどります。旧仏領インドシナからフランス国内まで、作家ゆかりの地を訪ねる写真付きコラム六篇を併録。愛に生き、「書くこと」でその愛に不滅の命を与えた作家の秘密がいま明らかになります。(編集部)
目次
第一部 家族への愛(『あつかましき人々』―「憧憬の地」パルダイヤンと父への思い
『太平洋の防波堤』―母への愛と自立への道
『アガタ』―「近親相姦」あるいは「永遠の愛」)
第二部 叶わぬ愛(「愛」と「死」の物語
「宿命の女」の肖像『ロル・V・シュタインの歓喜』―「原光景」と愛の幻想
アンヌ=マリー・ストレッテル、その愛)
第三部 「新たなエクリチュール」を求めて(『愛人』への道―自己を語る時
封印された記憶―デュラスの「内なる闇」
『戦争ノート』―事実とは何か)
第四部 友への愛(『苦悩』―戦争体験と愛
戦時下の友情―大統領との対談)
商品詳細
- 出版社名
- 新評論
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。