富裕税入門 なぜ資産に課税しないのか 富の格差是正のために
発売日:2025年8月
- ページ数
- 193p
- ISBN
- 978-4-7503-5974-8
- 著者情報
- 宇都宮 健児(ウツノミヤ ケンジ)
1946年生まれ。東京大学法学部中退、弁護士、一般社団法人反貧困ネットワーク理事長、公正な税制を求める市民連絡会共同代表
醍醐 聰(ダイゴ サトシ)
1946年生まれ。1974年、京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。名古屋市立大学経済学部助手・専任講師・助教授、京都大学経済学部助教授を経て、東京大学経済学研究科教授。2010年、同研究科定年退職。経済学博士(京都大学、『公企業会計の研究』)。現在、東京大学名誉教授。専攻は財務会計論
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商品説明
富の集中を減少させる超富裕層への効果的な課税策。
世界各国で富の格差が広がるなか、それに歯止めをかける手段としての富裕税に関心が高まっている。第一線の論者たちが国際的な知見をもとに多角的に検討し、不公平税制の是正にとどまらず、日本において富裕層の資産に課税する富裕税の導入を提起する。
目次
本書刊行に寄せて[ガブリエル・ズックマン]
はじめに[醍醐聰]
第1章 貧困と格差が拡大する日本社会[宇都宮健児]
1 貧困と格差が拡大する日本社会
(1)高い相対的貧困率
(2)このところの物価高騰で生活に困窮している人が急増している
2 日本社会で貧困と格差が拡大してきている要因
(1)社会保障の貧困
(2)労働の貧困
(3)不公正な税制
第2章 なぜ富裕税なのか[醍醐聰]
1 増加する財政需要に見合う新たな安定財源の必要性
(1)高齢化に追いついていない介護関連の歳出
(2)需要に追いつかない子育て支援――学童保育の場合
2 税の財源調達機能からの検討
(1)増税できない日本でよいのか?
(2)国債費で税収の45%が消える時代が迫っている
(3)事実に反する国債増発無害論
3 所得税増税の限界
(1)所得格差を凌駕する資産格差
(2)資産格差は所得格差と連動していない
4 消費税か、富裕税か?
(1)世代内と世代間の負担の公平
(2)税収規模と税の公平負担から見た比較
5 富裕税の制度設計
(1)私案と税収試算
(2)配当所得の源泉となる企業の留保利益への課税も
6 富裕税への抵抗にどう向き合うか?
(1)財産権を盾にした原理主義的抵抗
(2)居住用不動産をめぐる財産権と課税権
7 富裕税根拠論のアップデート
(1)結果の不平等と機会の不平等
(2)応益説の思想史――ルソーとスミス
(3)特恵に着目したシーヴ=スタサヴェージの富裕層課税論
8 検証――機会の不平等と結果の不平等のリンケージ
(1)富裕層は金融所得等の分離軽課の特典を享受してきた
(2)保有不動産に対する逆進課税
(3)市街地開発の外部効果の享受
(4)富の格差是正に寄与しない相続税
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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