裸足で越えた三八度線 「死滅の村」からの引き揚げ

大澤重人/著

発売日:2025年8月

  • 裸足で越えた三八度線 「死滅の村」からの引き揚げ
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ページ数
341p
ISBN
978-4-86600-137-1
著者情報
大澤 重人(オオザワ シゲト)
1962年、京都府舞鶴市生まれ。渡来人歴史館(大津市)専門員。元毎日新聞記者で、戦争や植民地支配を繰り返さないため、現在も取材を続ける。著書に『心に咲いた花―土佐からの手紙』(第56回高知県出版文化賞)『泣くのはあした―従軍看護婦、九五歳の歩跡』(第26回高知出版学術賞特別賞)(以上、冨山房インターナショナル)

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商品説明

戦後80年、わたしたちは何を学んだのか。敗戦後、朝鮮半島の北部からの引き揚げは言語に絶する惨状だった。帰国するのを前に、なぜ次々と無念の死を遂げていく情況をもたらしたのか―。今、引き揚げという史実さえ忘れ去られようとしている。「終戦」の日に戦争は終わったわけでは決してない。

敗戦後の満州やシベリアからの引き揚げについては多く語られているが、朝鮮の北部(現北朝鮮)からの引き揚げの情況については殆ど知られていない。
戦争に敗れた途端、日本だった朝鮮の地は外国に一変した。朝鮮北部に住んでいた三〇万人近くの日本人は三八度線の「壁」により足止めされ、伝染病と飢えにさいなまされ、零下二〇度もの厳冬を迎えて、帰国するのを前に多くの人たちが無念の死を遂げた。
本書は、「死滅の村」と呼ばれた富坪から引き揚げる家族を軸に、苛酷極まりない被害の情況を、多くの証言や資料をもとに活写する(写真、図、地図、表など70点)。
敗戦直後、苦境にいる同胞に救いの手を差し伸べられなかった我が国。八〇年経っても、一体の遺骨も収集できない我が国。朝鮮北部の日本人は二度棄てられた。今、引き揚げという事実さえ忘れ去られようとしている。「終戦」の日に戦争は終わったわけではない。その被害者としての情況を生み出したのは何なのか……。戦後八〇年、私たちが決して忘れてはならない史実が描かれる。

目次

1章 絶望    
2章 離郷    
3章 予兆    
4章 敗戦
5章 避難    
6章 忍苦    
7章 哀惜    
8章 脱出
9章 母国   
10章 疎外   
11章 離散   
12章 歌詠
13章 怨嗟    
終章 残心

商品詳細

出版社名
冨山房インターナショナル
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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