あきれるほど待つ 障害のある人の「本人主体」「意思決定支援」
発売日:2025年7月
- ページ数
- 127p
- ISBN
- 978-4-86342-395-4
- 著者情報
- 河南 勝(カンナン マサル)
1975年より上野ヶ原養護学校、阪神養護学校高等部、神戸特別支援学校高等部と37年間、障害児教育にたずさわる。なかでも32年間は高等部で勤務し、学年主任、学部長、総務部長など歴任。最後の4年間は進路指導部長を経験。2011年退職後すぐに、(株)WAPコーポレーションが立ち上げた福祉事業型「専攻科」エコールKOBE学園長として8年間勤務。その後、社会福祉法人いたみ杉の子発達支援連携室につとめる傍ら、芦屋大学特任准教授、神戸大学・学ぶ楽しみ発見プログラム(KUPI)のコーディネーターとして4年間勤務。現在は、社会福祉法人いたみ杉の子発達支援連携室勤務。全障研兵庫支部事務局長を22年つとめ、2007年より10年間支部長。2017年から兵庫支部顧問。兵庫障害者センター理事長
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商品説明
本人が決めるまで。判断に迷い、ときにいらだち、幸せをわかちあいながら。いっそう求められる障害のある人たちの「意思決定支援」。「待つ」ことを大切にした取り組みを咀嚼し、多機関・多職種による「連携」をカギに、今後の支援のあり方を考える。
2025年10月から始まる就労選択支援事業。障害者権利条約でも強調されている「本人主体」「意思決定支援」が具体的な施策の一つとして形になった側面がある。障害のある子ども・青年・成人たち「本人が決める」ことがいかに大切で、難しいものか。具体例からその内側にせまったとき、キーワードとして浮かび上がるのは「待つ」。多機関・多職種が連携しながら本人主体を支えるこれからをともに考えよう。
目次
第1章 障害のある青年の学び
1 KUPIでの学び
4年間学んだ学生の卒論から
2 KUPIでの学びの魅力
(1)それぞれの個性を認め合うとは?
(2)動物の骨格標本を目の前にして、草食動物の歯とあごは?
(3)赤ちゃんの発達年齢がわかる?
(4)138億年も前のことを学んで何の役に立つの?
(5)大学で学ぶ意義 KUPIでの取り組みを通して
3 エコールKOBEでの学び
(1)まずは自分で決めることから…「ぼくはサマーキャンプでは一人部屋がいい」
(2)自分を出してもいい…安心できる居場所
(3)「主体的に学ぶ」とは…自分の心をまとめる研究ゼミ
(4)「あきれるほど待つ」の意味…野外活動の行き先「またゲームセンターか」
(5)青年期教育の延長線上に…福祉事業型「専攻科」実践の魅力
4 そして、生涯学習へとうねりは続く
第2章 子ども、青年から学んだこと
1 二人の卒業生の生きてきた証
(1)放浪のヒサトシくん 「先生、病院から出して、助けて」と電話
(2)こだわりのタケシくん 強迫的ともいえるこだわり
●二人の生きた証を伝えたい
2 発達の視点で障害の重い子どもを理解する
(1)やっちゃんのこだわり 水道の蛇口、電車……とことんつきあう
(2)かまってほしいかなちゃん…物を投げる、服を脱ごうとする
●発達の視点で見ることの大切さ
3 青年の自立をサポートする
(1)就職と一人暮らしをスタートした房子さん…持ち味を生かしたチーム支援
(2)障害の受容ができたタカシさん…人にサポートしてもらってもいいんだ
●障害受容とまわりのサポート
第3章 意思決定支援とは? 連携した取り組みと実践を通して考える
1 「意思決定支援」とは、どういうこと?
2 「私たちのことを私たち抜きに決めないで」…障害者権利条約と発達保障が背景に
3 問われてきた「本人主体」
ほか
商品詳細
- 出版社名
- クリエイツかもがわ
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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