教師という希望 視覚障害教師の50年史

中村雅也/著

発売日:2025年7月

  • 教師という希望 視覚障害教師の50年史
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ページ数
257,4p
ISBN
978-4-7620-3440-4
著者情報
中村 雅也(ナカムラ マサヤ)
立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、東京大学先端科学技術研究センター連携研究員、博士(学術)、専門は教師教育学

¥3,630 税込

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商品説明

記憶は伝承すれば物語や歴史になるが、放置すれば忘却され、あったということさえも知られなくなる。本書の目的は視覚障害教師たちの記憶を書きとどめ、置き去りにされた事実を教育史に位置づけることである。本書は教員採用において障害者を欠格とする内規が存在した1970年代から障害のある教師の雇用に合理的配慮が義務づけられている現在までの50年にわたる視覚障害教師の記録である。

教員採用において障害者を欠格とする内規が存在した1970年代から
障害のある教師の雇用に合理的配慮が義務づけられている現在までの50年にわたる視覚障害教師の記録。

第1部「門戸を開く」では1970年代から1980年代前半に視覚障害者に教職の道を開いた4名。
第2部「隘路を歩む」は1980年代後半から1990年代にまだ異例だった視覚障害教師として働き続ける方策を模索した4名。
第3部「行方を探る」は2000年以降から現在、視覚障害者が働くために必要な環境を職場に作りながら、

障害教師の存在意義を探求する4名のライフヒストリーを描き、この12人のライフヒストリーに関連して、
さらに19人の視覚障害教師の個人史を本筋を補強する史料として織り込んだ。
視覚障害教師たちの記憶を書きとどめ、置き去りにされた事実を教育史に位置づける一冊。

目次

第1部 門戸を開く
 第1章 点字による教員採用試験の始まり―大阪市立盲学校社会科教諭・藤野高明(1938- )

 第2章 高校の教壇に立った最初の全盲教師―大阪府立天王寺高校英語科非常勤講師・楠敏雄(1944-2014)

 第3章 中途失明後に中学校に復職―川西市立多田中学校音楽科教諭・三宅勝(1929-2018)

 第4章 採用試験を点字で突破し、高校の教壇に―大阪府立夕陽丘高校英語科教諭・有本圭希(1954- )

第2部 隘路を歩む
 第5章 ワークアシスタントの配置で高校勤務―新潟県立新潟西高校社会科教諭・栗川治(1959- )

 第6章 一五年かけて中学校の教壇に復帰
    ―皆野町立皆野中学校国語科教諭・新井淑則(1961-2023)

 第7章 中途失明、うつ病、休職、逃げるように教師を辞職
    ―奈良県立盲学校国語科教諭・中村雅也(1965- )

 第8章 全盲教師として高校で採用、盲学校に転任―神戸市立盲学校英語科教諭・馬場洋子(1970- )

第3部 行方を探る
 第9章 中途失明後に小学校に復職―八幡市立中央小学校教諭・一井鳴海(1975-2021)

 第10章 障害をメリットに転じる教育活動―大阪府立槻の木高校英語科教諭・山本宗平(1979- )

 第11章 ICTを駆使してビジュアルな授業―橋本市立隅田中学校社会科教諭・大前雅司(1985- )

 第12章 中途障害で辞職、六年後に再び教員採用試験に挑戦
    ―高槻市立川西小学校教諭・西原美絵(1981- )

 補遺

商品詳細

出版社名
学文社
サイズ
22cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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