京都出町のエスノグラフィ ミセノマの商世界
発売日:2025年7月
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
滅びゆくとされたものたちの思想に向けて
グローバル資本主義経済の末端で、小規模店舗はいずれ消滅すると考えられてきた。しかし本当にそうだろうか? 京都市北部の出町とよばれる「まち」で、店が営まれる空間(店の間:ミセノマ)をのぞき込んでみると、そこでは新しい試みが生まれ、人々が入り込み、まちは常に変化し続けている。 老舗の呉服店、流しの焼きいも屋、駅前のシェアサイクル……半径2kmから描きだされる濃密なフィールドワークから、まちのざわめきと響きあう声が聞こえてくる。
まちの隙間で展開する物のやりとりとそこで紡がれる技芸〈アート〉。ばらばらの「点」に過ぎない小さな営みが響きあい、しぶとく再生していく独自の商世界。大胆かつ繊細に描き出された多声的なまちの姿は、見慣れた都市の風景を一変させる。――小川さやか
商店街に広がるスポンジ化。しかしその間隙には、まちに新たな力動をもたらす、ミクロな力のせめぎ合いが鼓動していた。圧倒的なフィールドワークに基づきながら、商店街への悲観論を打ち破る、社会学の新たな地平。まちが、静かに語り始める。――戸谷洋志
目次
【目次】
Prologue 響きあう声
第1部 滅びゆくとされたものたちの思想に向けて
序章 ミセノマのアンサンブル
1 ミセノマと市場
2 通りとミセノマ
3 まちとミセノマ
4 商世界〈バザール・ワールド〉とミセノマ
1章 店、まち、アートのトリロジー
1 「滅びゆく店」「衰退するまち」という視点の再検討
2 〈ミセノマのアート〉というパースペクティブ
3 本書の目的と方法、対象と構成
第2部 出町の誕生
2章 市場と工場
1 御土居と桝形
2 近代都市化とせめぎあい
3 近代化と工業化
3章 店を生き抜く――闘争から祭りへ
1 転換点
2 一九七〇年代 衝突――スーパー反対闘争
3 一九八〇年代 融合と分離――祭りの誕生と終焉
4 一九九〇年代 アメとムチ――大店法の緩和とその見返り
4章 まちの物語とその書き換え
1 二〇〇〇年代 まちの物語――鴨川デルタ、神輿、鯖街道
2 二〇一〇年代――まちのスポンジ化
Intermission ヒエログリフを読みほごす
第3部 出町のエスノグラフィ
5章 のれんを守る
1 呉服店
2 乾物店
3 のれんとミセノマのスキマ
6章 新しいのれん
1 KYOTOGRAPHIE
2 出町座
3 のれんとまちのスキマ
7章 穴場を形成する
1 駅前のシェアサイクル店
2 まちの喫茶店
3 穴場とスキマの生態系
8章 スキマに入り込む
1 喫茶店の間借り
2 倉庫を間借りした喫茶店
3 軒先の焼きいも屋
4 受け継がれる技芸とまちのスキマ
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 青土社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。