「カチューシャ」とウクライナ戦争 いま甦るプーチンの“笛吹き歌”
発売日:2025年6月
- ページ数
- 218p
- ISBN
- 978-4-7791-3061-8
- 著者情報
- 前田 和男(マエダ カズオ)
1947年生まれ。東京大学農学部卒。日本読書新聞編集部勤務を経て、ノンフィクション作家、翻訳家、編集者。路上観察学会事務局。『のんびる』(パルシステム生協連合会)編集長
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商品説明
いま戦場でロシア、北朝鮮兵士がうたう、ヒトラーとの戦で「戦時愛国歌謡」となった歌。日本ではなぜか「青春のラブソング」に…。その歴史を読み解く「歌謡社会学」の誕生!ウクライナ戦争の決着は「カチューシャ」だけが知っている?
カチューシャは、いわゆる「民謡(フォークソング)」ではない。アメリカ生まれのジャズを出自とする「流行歌(ポピュラーソング)」だ。そして、この歌は、1941年、ソ連軍女性兵士が100万人も戦死したというヒトラーとの独ソ戦下で、大ブレイクを果たし「戦時軍国歌謡」となった。だが、日本においてはオリジナルにある「戦争の匂い」がきれいに消され、平時の「青春ラブソング」になっている。そして、現在のウクライナでは、参戦した北朝鮮の兵士たちが「カチューシャ」を朝鮮語で歌う様子が報じられ、その意味合いも興味をそそらせるものがある。本書は、何度も「懐メロ」として消えてゆくかに見えて、国家的威信が揺らぐ政治的危機になると「愛国歌」として不死鳥の甦りを見せる「カチューシャ」の歴史を、著者の体験を交え読み解いていく歌謡社会学である。白井聡氏推薦!
「カチューシャ 日本語訳」
リンゴの花ほころび
川面に霞たち
君なき里にも
春は忍びよりぬ
川面に立ちて歌う
カチューシャの歌
春風優しく吹き
夢が湧く美空よ……(訳詞・関鑑子、丘灯至夫)
目次
序 章 ウクライナ問題は「カチューシャ」から読み解ける!?
第1章 ラブソングからナチスをふるえ上がらせたロケット砲の愛称へ
第2章 「戦時愛国歌謡」として復活へ
第3章 日本ではなぜ「青春のラブソング」になったのか
第4章 「うたごえ運動」と「カチューシャ」
第5章 かくして「カチューシャ」は生き延びた!
第6章 歌声喫茶と東西の雪解けムード!
第7章 政治の季節の高揚と終焉に連動
第8章 リバイバル、そしてゲームとアニメのBGMへ
第9章 ドイツ、イタリア、フランス、中国では多様な替え歌に
終 章 ウクライナ戦争の決着は「カチューシャ」だけが知っている?
いま北朝鮮兵が「カチューシャ」を歌う――あとがきにかえて
商品詳細
- 出版社名
- 彩流社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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