二十一世紀の荒地へ
発売日:2025年6月
- ページ数
- 429p
- ISBN
- 978-4-7531-0394-2
- 著者情報
- 酒井 直樹(サカイ ナオキ)
シカゴ大学およびコーネル大学でアジア学・比較文学・歴史学の教鞭を執る。現在、コーネル大学名誉教授。比較文学、思想史、翻訳研究、人種主義やナショナリズムについて研究し、その著作は様々な言語で出版されている。韓国語、中国語、英語、日本語の四つの言語による雑誌『TRACES』を主導したほか、世界各地のジャーナルの編集委員を務める
坪井 秀人(ツボイ ヒデト)
早稲田大学文学学術院教授。名古屋大学・国際日本文化研究センター名誉教授
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商品説明
T・S・エリオットの『荒地』から、鮎川信夫らの「荒地」派詩人へ。20世紀の戦争を契機とした2つの〈荒地〉における問いを引き継ぎ、パックス・アメリカーナの拡大と終焉とともに、21世紀の歴史を批判的に読み解く。戦後の〈帝国〉の喪失のなかで、いかなる思想を立ち上げうるか、その可能性と限界に示唆を与える理論的達成。渡邉英理氏(『中上健次論』著者)を迎えての特別鼎談を終章として掲載。
20世紀の〈荒地〉から、21世紀の〈荒地〉へーー。
2001年9月11日に起きた、アメリカ・NYでの世界貿易センタービル爆破の記憶が生々しい最中に開始された、T・S・エリオットの『荒地』/鮎川信夫らの「荒地」派詩人という2つの〈荒地〉をめぐる対話。
その後、9回にわたって続けられた『現代詩手帖』誌上での往復書簡のやりとりは、日本の近代化と国民語/国語の成立、植民地主義と戦争、戦後の冷戦体制とその崩壊、パックスアメリカーナの拡大とその終焉へと射程を広げ、21世紀の歴史を批判的に読み解く。
21世紀、最初の四半世紀において紡がれたこの対話は、20世紀の2つの〈荒地〉における問いを引き継ぐとともに、戦後の〈帝国〉の喪失のなかで、いかなる思想をたちあげうるのか、その可能性と限界に示唆を与える、ひとつの理論的達成である。
渡邊英理氏(『中上健次論』著者)を迎えての特別鼎談を終章として掲載。
目次
まえがき(酒井直樹)
序 章 複数の「戦後」へと働きかける思考へ―― 鮎川信夫の死と詩的言語
第一章 荒地を荒地として生きること
第二章 近代化の中の日本語
第三章 国民語を再考する
第四章 国民語と天皇制
第五章 多言語性と日本語の死産
第六章 文明論的転移と日本文化論
第七章 「関係的同一性」から「種的同一性」への移行
第八章 「種的同一性」と天皇制
第九章 国民国家と文学のシステム
終 章 「トランス」としての対話(酒井直樹・坪井秀人+渡邊英理)
あとがき(坪井秀人)
商品詳細
- 出版社名
- 以文社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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