宙空に立つ塔 塔の想像力と存立地平

本間邦雄/著

発売日:2025年6月

  • 宙空に立つ塔 塔の想像力と存立地平
  • 宙空に立つ塔 塔の想像力と存立地平
ページ数
336p
ISBN
978-4-8318-2700-5
著者情報
本間 邦雄(ホンマ クニオ)
1951年新潟市に生まれる。京都大学工学部建築系学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(比較文学比較文化)単位取得退学。駿河台大学名誉教授

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商品説明

なぜ人は「塔」に魅了され、「塔」の情景に誘われるのか。野間宏の小説『わが塔はそこに立つ』の作品読解を横軸にして、そこに源信『往生要集』とダンテ『神曲地獄篇』、ストゥーパ以来の「塔」の変遷(インド→中国→日本)、『法華経』における「塔」の叙述、日本の層塔建築の特徴、心柱の固有の役割などを随時縦軸とし、「塔」の成り立ち・様相に多面的な背景を与え照明をあててゆく。表象批評のチャレンジングな試み。書き下ろし作品。

なぜ人は塔に魅了されるのか。野間宏『わが塔はそこに立つ』の作品読解を横軸に、源信『往生要集』とダンテ『神曲地獄篇』、『法華経』における塔の叙述、ストゥーパ以来の塔の変遷、日本層塔建築と心柱などを随時縦軸とし、塔の成り立ち、様相に多面的な背景を与え照明をあてる。表象批評のチャレンジングな試み。書き下ろし作品。

【目次】

第1章「わが塔はそこに立つ」とは?――小説の構造についての考察

第2章「われ」と地獄――「われ」と「そこ」についての考察

第3章主人公の“顔”の謎――「われ」と「鏡」についての考察

第4章真如堂のトポスと鳳凰――「そこ」とその歴史についての考察

第5章「わが塔」の「塔」についての前提的考察――仏塔の由来と変遷

第6章層屋根と心柱のつくり――日本の塔層とはどのようなものか?

第7章空中の宝塔――塔はどのように表象されてきたか?

第8章層塔の境位――『わが塔はそこに立つ』における「塔」を介して

補章 今日からふりかえって

おもな参考文献
あとがき

目次


第1章「わが塔はそこに立つ」とは?――小説の構造についての考察
1.「われ」と「塔」と「そこ」
2.小説の叙述の構造
3.「わが塔」の「われ」――海塚草一の四つの問題

第2章「われ」と地獄――「われ」と「そこ」についての考察
1.源信『往生要集』の「等活地獄」
2.瓢箪形の顔をした男と二つの疑問
3.『往生要集』「黒縄地獄」とダンテ『地獄篇』「邪淫地獄」
4.『往生要集』「衆合地獄」における刀刃林
5.海塚の未踏の地獄

第3章主人公の“顔”の謎――「われ」と「鏡」についての考察
1.海塚の“地獄”の煩悶と「暗い鏡」
2.割れてかたちを失った顔
3.“鏡”の形成の意思と未成
4.“顔”のない海塚の探すもの

第4章真如堂のトポスと鳳凰――「そこ」とその歴史についての考察
1.真如堂の由緒と源空〔=法然〕・親鸞との関係
2.宗門の「百日行」
3.海塚にとっての真如堂と三重塔
4.宗門(吉間浩吉)との対決
5.鳳凰の出没と親鸞

第5章「わが塔」の「塔」についての前提的考察――仏塔の由来と変遷
1.「わが塔」の「塔」に関する三つのレベル
2.層塔の成り立ち
3.インドのストゥーパとその伝播
4.中国への伝播

第6章層屋根と心柱のつくり――日本の塔層とはどのようなものか?
1.塔と伽藍配置
2.軒の出の深さと斗栱
3.心柱のつくり
4.宙に立つ心柱
5.『わが塔はそこに立つ』における「宙づりの心柱」

ほか

商品詳細

シリーズ名
法蔵館文庫 ほ4-1
出版社名
法藏館
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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