子どもがほしい!
発売日:2025年8月
- ページ数
- 291p
- ISBN
- 978-4-560-07263-9
- 著者情報
- トレチヤコフ,セルゲイ(トレチヤコフ,セルゲイ)(Третьяков,Сергей)
1892‐1937。現在のラトヴィア出身の詩人、ルポルタージュ作家、劇作家、映画脚本家、写真家、文芸理論家。モスクワ大学在学中の1913年に、未来派グループ〈詩の中二階〉に参加、詩の発表を始める。内戦期には極東やシベリアで詩人として活動する傍ら、筆名で政治コラムを新聞に寄稿した。22年秋にモスクワに戻り、中心メンバーとして雑誌『レフ』の発行に携わりながら、メイエルホリドやエイゼンシテインらの演出作品に戯曲を提供。24年から25年にかけて中国に滞在、戯曲『吼えろ、中国!』など中国を題材にした作品を多数著す。映画産業との関係も深く、『戦艦ポチョムキン』の字幕を担当したことでも知られる。27年創刊の『新レフ』でも中心的な役割を担い、広くルポルタージュへと活動の軸足を移す。30年から31年にかけてドイツ、デンマーク、オーストリアに滞在、ブレヒトやピスカートアら当地の左翼的な芸術家たちと友誼を結び、影響を与えた。日本のスパイ容疑で37年にモスクワで逮捕・銃殺される
伊藤 愉(イトウ マサル)
明治大学文学部専任准教授。専門はロシア演劇
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商品説明
十月革命と内戦を経て、本格的にソ連邦が動きだしていた1920年代半ばのモスクワ。ネップ期で活況を呈す都市部には、新たな生活に参画すべく人びとが大量に流入していた。主人公のミルダや登場人物たちが暮らすのは、ひとつの区画をいくつもの世帯で共有するソ連式の共同住宅。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘する。そうしたさなか、風貌はときに男性に間違えられ、色恋にはまったく関心がないミルダも、あることをきっかけに「子どもがほしい」という欲望をもっている自分に気づく。ミルダは優生学的思想に基づき、良質な精子を提供できるだろうとの見立てのもと、優秀なプロレタリアートのヤコフを誘う。「私は夫はいらないんです。ほしいのは赤ん坊なの。私にはあなた自身は必要なくて。私に必要なのは、あなたの精子」―共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する、問題含みの討論劇!
「子どもがほしいけど、夫はほしくない」
十月革命と内戦を経た一九二〇年代半ばのモスクワ。ネップ期で活況を呈す都市には人びとが大量に流入しており、主人公のミルダらはソ連式の共同住宅で暮らしている。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘する。そうしたさなか、風貌はときに男性に間違えられ、色恋にはまったく関心がないミルダも、あることをきっかけに「子どもがほしい」という欲望をもっている自分に気づく。ミルダは優生学的思想に基づき、良質な精子を提供できるだろうとの見立てのもと、優秀なプロレタリアートのヤコフを自らの計画に誘うのだが……。メイエルホリドがリシツキーの舞台装置で演出を企て、盟友ブレヒトもまたドイツで上演を望んだ、共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する演劇史上の問題作! 投げ込み附録エッセイ=桑野隆
商品詳細
- シリーズ名
- 白水uブックス 263 海外小説永遠の本棚
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
- 原題
- 原タイトル:ХОЧУ РЕБЁНКА!
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