パンデミックと医薬品供給の法的問題 アンチコモンズの悲劇からの解放に向けて
発売日:2025年6月
- ページ数
- 258p
- ISBN
- 978-4-326-40449-0
- 著者情報
- パルテイン,ロイ(パルテイン,ロイ)(Partain,Roy Andrew)
アバディーン大学(英国スコットランド)国際法・比較法講座及び数理構造と法講座主任教授。エラスムス大学法学博士、ヴァンダービルト大学法務博士号。主な研究テーマは、法における合理性の解明、及び計算の複雑性と情報理論のモデルが従来の法的パラダイムに与える影響。テキサス州弁護士としても活躍
前田 健(マエダ タケシ)
東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了、法務博士(専門職)。神戸大学大学院法学研究科教授を経て現職。専門は知的財産法
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商品説明
パンデミック下、特許権は医薬品供給の障害となるのか?許諾権限者の同意が得られなければ、治療薬やワクチンの開発供給は妨げられてしまう。多数プレイヤーによって生じる「アンチコモンズの悲劇」だ。平時とは異なる緊急時の法的問題について、解決の選択肢とその展望を見通す。
パンデミック下、特許権は医薬品供給の障害となるのか?多数プレイヤーの関与により生じる「アンチコモンズの悲劇」問題に取り組む。
医薬品の開発供給には、知的財産の利用が不可欠である。開発供給に必要な要素につき、許諾権限を持つ者の同意が得られなければ、治療薬やワクチンの開発は妨げられてしまう。拒否権限を持つ者が複数存在するゆえに生じる、「アンチコモンズの悲劇」だ。平時とは異なる緊急時の様々な法的問題について、解決の選択肢とその展望を見通す。
目次
はしがき
第I部 アンチコモンズの理論
第1章 アンチコモンズの理論――規範的方法論と非規範的方法論の概観[ロイ・A.パルテイン(森綾香・訳)]
I アンチコモンズとしての補完的独占
II 起業家が排他的権利の調整を解決する――コース(1937)
III 不均衡な拒否権及びアンチコモンズを創出する力――ペンローズ(1946)、シャープレーとシュービック(1954)、バンザフ(1965)
IV ツェベリスと拒否権プレイヤー論
V ヘラーとアンチコモンズの悲劇
VI ヘラーのアンチコモンズを基礎とするモデル
VII 結論 28
第2章 商業上の悲劇か、それとも喜劇か――複雑な企業間契約法におけるアンチコモンズの役割[ロイ・A.パルテイン(阿部冬星・訳)]
I アンチコモンズの定義
II アンチコモンズの喜劇と悲劇
III 企業内の各場面におけるアンチコモンズの遍在性
IV 集合的投票に基づくアンチコモンズ
V アンチコモンズは契約法に関する場面でどのように出現するのか
VI 結論
第3章 パンデミック協力と国際法[コンスタンティノス・ヤロリデス、ロイ. A・パルテイン(杉本優太・訳)]
I 序論
II パンデミック事象
III パンデミック協力の略史
IV パンデミックにおける国家の協力義務
V COVID─19のパンデミック時における協力の崩壊
VI 効果的なパンデミック協力のための迅速な多層的意思決定
VII パンデミック協力の改善に向けた新たな取り組み
VIII 結論
第II部 パンデミック時の法的課題
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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