小石 ゲートにとざされた町のユダヤ人
マリウス・マルツィンケヴィチウス/作 インガ・ダギレ/絵 木村文/訳
発売日:2025年4月
- ページ数
- 1冊(ページ付なし)
- ISBN
- 978-4-8113-3190-4
- 著者情報
- マルツィンケヴィチウス,マリウス(マルツィンケヴィチウス,マリウス)
作家、詩人、医師。こどもたちに広く支持される児童文学作家として活躍している
ダギレ,インガ(ダギレ,インガ)
絵本作家、デザイナー。これまで10冊の絵本のイラストを手掛け、リトアニア国内外で数多くの賞を受賞
木村 文(キムラ アヤ)
リトアニア語翻訳者、博物館研究者。帯広畜産大学人間科学研究部門准教授。詩を中心にリトアニアの文学を翻訳者として第一線で活躍している
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商品説明
1943年、ユダヤの少年イーサンと少女リヴカは、あつい夏をいっしょに過ごしていました。ふたりがいたのは、ゲートでとざされた中に、ユダヤ人をあつめて閉じこめた、ゲットーとよばれる町でした。この物語の舞台は、リトアニアの首都ヴィリニュスです。けれど、第二次世界大戦中には、おなじようなことがヨーロッパのどこで起こってもおかしくありませんでした。これは、忘れてはいけない記憶の物語です。
1943年、リトアニアのヴィリニュス。
黒い服の男たちがつくった、ゲートの中のまちでくらしていたユダヤ人の「ぼく」とまわりの人々の物語。
ヨーロッパのどこで起きてもおかしくなかった、繰り返してはいけない歴史をえがきます。
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
ユダヤ人に星の印が付けられた時代の、リトアニアを舞台にしたお話です。最初に描かれた人々の絵と、最後に描かれた絵を見て、小石が何だったのかが判ると愕然としました。主人公のイーサンのガールフレンドだったリヴカを除いて、みんな小石になってしまったのです。この絵本は、小石になってしまったイーサンの側から見たお話です。些細な誤解で喧嘩をした後味の悪さを残して、リヴカの家族は町を出ていきます。残されたイーサンと多くのユダヤ人がどうだったのかを抽象化した形で描いています。カラスに取られてしまった黄色いベーグルからして、ナチスとユダヤ人を象徴しています。イーサンがコンサートでヴァイオリンを弾こうとした、弦はナチスの行為への抵抗の意思表示だったのでしょう。その弦が切れてしまったのと、ユダヤ人の絶望感が重なり合います。そして、みんな小石になってしまったのです。一方、リヴカは生き延びました。イーサンとの別れから、おばあさんになって登場するまで、リヴカはどのようにして生きてきたのでしょう。無事で良かったことを喜びました。明るい生活ではなかったでしょう。リトアニアが舞台だけに、杉原千畝のことが頭をよぎりました。リヴカは、杉原千畝の発行した「命のビザ」によって救われたのかも知れません。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
商品詳細
- 出版社名
- 汐文社
- サイズ
- 25cm
- 対象年齢
- 小学34年生
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Akmen?lis
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