共生の思考法 異なる現実が重なりあうところから
発売日:2025年4月
- ページ数
- 374p
- ISBN
- 978-4-7503-5924-3
- 著者情報
- 塩原 良和(シオバラ ヨシカズ)
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。日本学術振興会海外特別研究員(シドニー大学)、東京外国語大学外国語学部准教授などを経て現職。専門領域は国際社会学・社会変動論、多文化主義・多文化共生研究
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商品説明
多文化共生から多現実主義へ―分断の時代に求められる他者とつながるための発想の転換。「共生」概念を根本から問いなおす画期的論考。
マジョリティの権力性を排した共生はいかにして可能か? マイノリティを従属的な位置に置き続ける同化主義の不可能性を論証し、従来の「多文化共生」はその一形態であると看破。多現実主義の視座から非‐人間を含むさまざまな他者との境界を問い直し、「共生」概念を根本から再構築する画期的論考。
目次
謝辞
序章 共生を「リコールする」ために
第1章 多文化主義/多文化共生の批判的再考に向けて
1 社会変革としての「多文化主義」の終焉?
2 リベラルな福祉多文化主義
3 ネオリベラルな例外化とシティズンシップからの例外状態
4 コミュニティを通じた統治と放置
5 「地域における多文化共生」から「外国人材との共生」へ
6 ダイバーシティの礼賛と自己責任論
7 批判的社会学の射程とオルタナティブな共生の探求
第2章 同化とは、分断でもある――同化主義としての「共生」(1)
1 同化は、不可避である
2 ふたつの「望ましい同化」
3 同化としての参加
4 コミュニティの不足と過剰?
5 統治とエンパワーメントのはざまで
第3章 日本人とは誰のことか(1)――「日本人」の社会的構築
1 社会構成主義と認知的視座
2 ネイションとしての国民/民族
3 本質化と人種化
4 血統ナショナリズム
5 「ふつうであること」とマジョリティ日本人
第4章 日本人とは誰のことか(2)――マジョリティ性と「テストする権力」
1 日本人論言説と文化ナショナリズムの消費
2 予言の自己成就と日本人論言説の規範化
3 「純ジャパ」と、テストする権力
4 マジョリティ特権の揺らぎと「逆ギレ」するマジョリティ
5 「反省」と自己陶酔
第5章 同化主義は、失敗する――同化主義としての「共生」(2)
1 同化主義は、不可能である
2 マジョリティを分断する同化主義
3 「テスト」がテストするもの
4 「マウントを取り続ける技法」としての同化主義
5 心理的統合と他者への「呼びかけ」
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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