責任から考える現代社会
発売日:2025年4月
- ページ数
- 210p
- ISBN
- 978-4-621-31092-2
- 著者情報
- 山本 清(ヤマモト キヨシ)
東京大学名誉教授。国際公会計学会会長。1975年、京都大学工学部卒業。博士(経済学)。小樽商科大学助教授、岡山大学教授、国立学校財務センター教授、東京大学教育学研究科教授のほか、日本地方自治研究学会理事、日本高等教育学会理事などの要職を歴任。専門は政府・大学の経営、政策科学
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商品説明
これまで責任の議論は法制度や哲学・倫理的な定義・分類あるいは責任の有無に焦点が当てられていた。本書では、どのようにして責任のシステムを構築し、将来に向けた学習や創発を含む決定と行動に導くかを横断的に展開する。
本書では,これまで責任の議論が法制度や哲学・倫理的な定義・分類あるいは責任の有無(とくに戦争責任や原子力発電所事故)もしくは特定分野(政治,科学,企業など)に焦点が当てられていたのを,どのようにして責任のシステムを構築し,決定と行動(将来に向けた学習や創発を含む)に導くかを、基礎的な知識から現代社会での応用まで横断的に展開する.
具体的には,誰(who)が責任を負う(べき)から,いかに(how)責任を果たす仕組みをつくり,動かすかへの発展を目指す.責任をアカウンタビリティとレスポンシビリティの二つに区分し、責任がもつ「懲罰・中立・称賛」の三つの機能面から,責任を多元的にとらえ分析している.分析によって、行政や企業そして個人が果たすべき責任がつまびらかになっていくであろう.
研究者や行政関係者のみならず,企業経営者や教育関係者にとっても必読の書となっている.
目次
序 章
第 一 部
第1 章 責任の概念
1.1 規範と実際
1.2 責任の構成要素
第2 章 責任のとらえ方
2.1 自由と責任:哲学,倫理学,社会学
2.2 非難と責任:法学
2.3 統制と責任:憲法,政治学,行政学
2.4 委託と責任:経済学・経営学
2.5 つながりと責任:心理学
2.6 権利と責任:福祉学,フェミニズム論
2.7 ま と め
第3 章 責任の機能と効果
3.1 責任の機能と効果のモデル
3.2 責任の評価機能
3.3 責任の対話機能:評価過程
3.4 責任感の機能
3.5 責任の「対理論」との関係
第4 章 三つの責任概念
4.1 責任概念を区分する意義
4.2 責任モデルと責任の区分
4.3 アカウンタビリティとレスポンシビリティを区分する意味
4.4 無限責任と有限責任
4.5 自己責任と自己責任論
4.6 結果に関する責任のとらえ方の違い
第5 章 「説明責任」とアカウンタビリティ
5.1 「説明責任」の濫用と無責任体制への危惧
5.2 日本における「説明責任」
5.3 「アカウンタビリティ」の本来の意味は?
第 二 部
第6 章 政治と行政分野の責任
6.1 政治資金規正法違反と責任
6.2 証拠に基づく政策決定(EBPM)の推進と責任
6.3 責任の枠組みによるまとめ
第7 章 企業の責任
7.1 企業の不正と責任
7.2 企業不正の理論
7.3 不正の原因と対策―ダイハツ工業の例
7.4 認証試験にかかる責任の構成要素
7.5 持続可能性に対する責任
7.6 責任の枠組みからの考察
第8 章 個人の責任:少子化にかかる結婚・出産・子育て
8.1 少子化をどうとらえるか?
8.2 結婚における責任
8.3 出産における責任:自己決定と責任
8.4 子育てにおける責任
8.5 生物的持続可能性と個人の自己実現保障の関係
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 丸善出版
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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