祖父の見た陸軍中野学校 一期生の資料は語る
発売日:2025年5月
- ページ数
- 220,15p
- ISBN
- 978-4-00-025585-1
- 著者情報
- 池田 真之(イケダ マサユキ)
1970年愛知県生まれ。1994年愛知大学法学部卒業。愛知県稲沢市役所、国立熱海病院勤務、在ロシア連邦日本国大使館二等書記官等を経て、中央省庁に勤める傍ら、2022年埼玉大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了、23年4月同大学大学院博士課程へ進学して現在に至る。中野二誠会理事
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商品説明
「祖父は後方勤務要員養成所、後の陸軍中野学校出身の情報将校であった」―。全国から選抜されて集った一期生たち。彼らの遺した未公開の日記やメモ等の一次資料を用いて、学生銓衡の実態や教育カリキュラムの中身、日常の学生生活、卒業後の進路など、謎多き組織の等身大の姿に迫る。また、法制度や組織面から、当初の設立理念や期待された役割などを考察。戦況の悪化とともに大きく方向転換していく“前夜”、当事者たちの見た「夢」とは何だったのか?
全国から集った一期生たちの遺した未公開の講義録や日記、メモ等の一次資料から、学生選考の実際やカリキュラムの中身、学生の日常生活、卒業後の進路など、特異な学校の等身大の姿に迫る。設立当初の理念や期待された役割なども考察。戦況の悪化とともに大きく方向転換していく「前夜」、当事者たちの見た「夢」とは何だったのか?
目次
はじめに──祖父、阿部直義
一期生一覧
第一章 徴兵、そして中野学校へ
1 立正大学で研究職を目指す
卒業論文「法華神道論」
満州事変、戦乱の時代へ
二・二六事件と阿部の視点
「合格になった私の身にもなって見ろ」
2 事変下の満州へ
高田歩兵連隊に入営する
事変下の満州へ向かう
幹部候補生教育を受ける
「匪賊」への警備行動
3 日中戦争下の満州にて
盧溝橋事件勃発
ハルビン特務機関による諜報活動
阿部の見た「戦争」
満州から帰国する
陸軍歩兵学校へ
第二章 わかりにくい組織
1 中野学校の概要
様々な誤解
中野学校の沿革
学生の種類
陸軍の組織と文書
現役と予備役の違い
2 中野学校設立の背景
共産主義の脅威と陸軍の対応
陸軍省の防諜組織と「防共」
防諜研究所の新設
3 防諜研究所と後方勤務要員養成所
防諜研究所をめぐる問題
陸軍省の所掌と「陸軍省官制改正案」の廃案
後方勤務要員養成所への改組
「勅令「後方勤務要員養成所」令」とは何か
4 中野への移転
中野への移転と軍用鳩調査委員
中野移転の経緯
「後方勤務要員養成所長 上田昌雄」
神戸事件
5 陸軍中野学校の設立と組織変遷
学校への改組の背景
陸軍中野学校令
参謀総長直轄学校へ
組織改編の経緯
第三章 学生の生活と教育内容
1 学生の銓衡と教育理念
どのような面接だったか
学生の銓衡と、学生に選ばれた者
一期生の入所
何を教育理念としたのか
2 学生生活
学生の日常
背広を着た長髪の軍人
戸籍は抹消したのか
親族、友人、知人との関係
秘密裏にポーランド人と連絡を取る
3 専任教官
近かった専任教官と学生との距離
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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