「よい市民」形成とアメリカの学校 革新主義期における愛国心の教育と多様性の保障
発売日:2025年3月
- ページ数
- 402p
- ISBN
- 978-4-657-25701-7
- 著者情報
- 宮本 健市郎(ミヤモト ケンイチロウ)
1956年生まれ。1986年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学博士(教育学)。1990年兵庫教育大学学校教育学部講師。1993年同助教授。2005年神戸女子大学文学部教授。2009年関西学院大学教育学部教授。専門は教育学、教育史、教育方法史、とくにアメリカ教育史
佐藤 隆之(サトウ タカユキ)
1966年生まれ。1998年早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)早稲田大学。2000年玉川大学教育学部講師、2005年同准教授。2008年早稲田大学教育・総合科学学術院准教授。2011年同教授。専門は教育思想(アメリカ)
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
「よい市民」とはだれをさすのか。いつ、なぜ、つくられたのか。アメリカの壮大な市民性教育の実験。愛国心を重視したジョセフ・リー、クラレンス・A.ペリーと多様性を尊重したジョン・デューイとを対比させる。
1890年代から1910年代、アメリカでは革新主義が潮流となるなか、「よい市民」の形成が試みられていた。子どもひとりひとりを尊重する進歩主義教育が台頭しつつも、一つの国家としての統一が目指されていた時代。「よい市民」形成という壮大な市民性教育の実験は、学校が社会と結びつき、その役割を変容させていきながら行われた。本書では遊び場運動、社会センターとしての学校、コミュニティ・センター運動、国旗掲揚の儀式、帰化プロジェクトの授業などをとりあげ、それらを主導したジョセフ・リー、クラレンス・A.ペリー、ジョン・デューイらの思想とともに、「よい市民」の理念と実態を考察する。対照的な「多様性の尊重」と「愛国心の教育」はどのように結びつき、実践されたのか。著者二人の約20年にわたる共同研究の集大成。
目次
序 章 アメリカ革新主義期における「よい市民」形成の思想と実態
第I部 「よい市民」とはなにか――思想・理念の解明
第1章 ジョセフ・リーにおける慈善とリクリエーションの思想
――アメリカ遊び場協会での仕事を中心に
第2章 ジョセフ・リーにおける「よい市民」形成の論理
第3章 デューイにおける「よい市民」の理念
――読解「教育の根底にある倫理的原理」(1897)
第4章 デューイにおける「よい市民」の探求
――「よさの多様性」
第II部 学校は「よい市民」を形成する場となりうるか
――学校になにを期待するか
第5章 アメリカにおける遊び場運動の起源と展開
――子ども救済からリクリエーションへ
第6章 社会センターとしての学校の実験と挫折
――校舎開放からコミュニティ・センターへ
第7章 デューイの社会センターとしての学校における市民形成
――福祉=幸福(welfare)概念に注目して
第8章 社会センターとしての学校における市民性教育の実際
――ニューヨーク市におけるゲーリー・プランの実験
第III部 愛国心・忠誠心の教育が「よい市民」の形成になるか
―― コミュニティ・儀式・授業
第9章 学校によるコミュニティ形成と国民形成
――コミュニティ・センターから近隣住区論へ
第10章 アメリカの公立学校における国旗掲揚運動の起源と機能転換
――統合から排除へ
第11章 市民性プロジェクトの授業とアメリカ化
――帰化プロジェクトの実際
第12章 帰化プロジェクトにおける忠誠心の教育と課題
終 章 「よい市民」形成の実態と論理
商品詳細
- シリーズ名
- 早稲田大学学術叢書 061
- 出版社名
- 早稲田大学出版部
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。