「月映」の三人 生と死をめぐる協働的創作活動

橋本真佐子/著

発売日:2025年3月

  • 「月映」の三人 生と死をめぐる協働的創作活動
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ページ数
411p 図版16p
ISBN
978-4-909819-20-8
著者情報
橋本 真佐子(ハシモト マサコ)
1980年神戸生まれ、大阪育ち。2024年、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制課程修了。博士(学術)。専門は、比較文学、近代文学。現在、沼津工業高等専門学校助教

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商品説明

三人の名は、田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎。大正初期に青春を生き、互いを伴友と呼び、詩歌と版画の創作に挑んだ「青年画家」たちの足跡。

三人の名は、田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎。大正初期に青春を生き、互いを伴友(とも)と呼び、詩歌と版画の創作に挑んだ「青年画家」たちの足跡。
《三人はその強い絆のもとで、詩と版画の同人雑誌『月映(つくはえ)』を生み出し、当時、まだ芸術的価値が定まっていない創作版画という表現方法と文学の双方を武器に「自己」の内面世界を表現することに挑戦した。》《『月映』の三人が注目すべき前衛的な作品を生み出すことができたのは、彼らが「群れ」となり、お互いを強く信頼し、刺激しあいながら成長しあえる小集団であったからである。この「群れ」は同じ憧れや芸術的な関心を共有しつつ、それらをおのおのに創造へと転じていく「青年画家」たちの間の固い絆に基づいていた。》(序章より)
気鋭の研究者・橋本真佐子渾身の博士論文書籍化。

目次

序章
第一章 東京美術学校と『月映』の「青年画家」たち
はじめに
第一節 東京美術学校の入学と美術教育
第二節 田中恭吉たちと東京美術学校の生活― 美術学校教育への反発―
第三節 「青年画家」たちの日常
第四節 美術学校教育の外側― 憧れの「先輩」・川路柳虹とヒュウザン会の活動―
    4-1 川路柳虹
    4-2 ヒュウザン会
まとめ

第二章 「創作版画」の成立
はじめに
第一節 明治時代後半の印刷と各種版画をめぐる状況
第二節 「創作版画」のはじまり
    2-1 「創作版画運動」のおこり
    2-2 創作版画の嚆矢 山本鼎《漁夫》
    2-3 同人雑誌『方寸』の活動とその特徴
    2-4 西洋画家による創作版画― 南薫造と富本憲吉―
    2-5 雑誌の表紙・挿絵と創作版画―『假面』の長谷川潔と永瀬義郎─
まとめ

第三章 竹久夢二と『月映』の三人
はじめに
第一節 竹久夢二と『夢二画集』
第二節 竹久夢二と『月映』同人との交流
第三節 竹久夢二と追随者たちの出版活動
まとめ

第四章 『月映』前史― 回覧雑誌『密室』の「煩悶青年」たち―
はじめに
第一節 「煩悶青年」という装置と先行研究
第二節 煩悶の公開性と秘密性― 煩悶青年のバイブル・阿部次郎『三太郎の日記』―
第三節 回覧雑誌『密室』第一号から第三号における煩悶の表現
第四節 回覧雑誌『密室』第五号以降における煩悶の過熱
第五節 「自己」を描く
第六節 回覧雑誌『密室』における集合的煩悶の意味
まとめ

ほか

商品詳細

出版社名
エディション・エフ
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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