東アジアから日本へ越境する人々の「言語」と経験 1980年代後半以降を中心に
発売日:2025年3月
- ページ数
- 264p
- ISBN
- 978-4-8234-1266-0
- 著者情報
- 市川 章子(イチカワ アキコ)
横浜国立大学大学院教育学研究科で修士号(教育学)を取得。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。玉川大学等の非常勤講師、一橋大学大学院言語社会研究科韓国学研究センター研究員、言語社会研究科博士研究員を経て、国立国語研究所共同研究員・プロジェクト非常勤研究員。専門は、日本語教育・文化心理学・社会言語学
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商品説明
本書は、東アジアから日本へ渡った越境者が直面する、言語にまつわるアイデンティティの問題や心理的課題を、複線径路等至性アプロ―チ(TEA)を用いて質的に分析し、日本語教育や外国人施策の質の向上への貢献を目指す。また、日本語指導が必要な児童生徒や家族に対する母語支援、地域社会で外国人住民が行政サービスを申請する際に日本語だけでなく外国語を活用した支援の確立が必要であることを提示するものである。
目次
序章
1 研究背景と目的
越境する人々をとおした言語をめぐる問い
「言語」とは
1980年から1980年代後半
意義
2 研究方法
3 調査地とインフォーマント
調査の概要
4 倫理的配慮
5 本書の構成
第1部 日本語指導が必要な児童生徒の「言語」と経験
第1章 来日した台湾人女性のアイデンティティと言語学習
1 課題設定と研究の目的
2 研究方法
研究デザイン
調査時期
Cさんの概略
データ収集方法
分析方法
倫理的配慮
3 結果と考察
結果
TEMによるモデル作成
1) 来日から中学校卒業まで
2) 高校の三年間
私に対する意味づけの変容(TLMG)
3) 大学入学から20代半ば
4) 20代後半から現在
クローバー分析
考察
4 結論
第2章 中国生まれの朝鮮族女性の日本定住
1 課題設定と研究の目的
2 研究方法
協力者Dの概略
研究デザイン
分析方法
倫理的配慮
本研究におけるTEMの用語と意味
3 結果
第I期 誕生から来日まで(朝鮮語獲得期)
第II期 日本生活初期(初めての日本社会・日本語・日本の学校)
第III期 日本生活中期(日本での戸惑い発生)
第IV期 日本生活後期(日本が嫌になる)
第V期 故郷へ帰国(日本語能力の承認体験と中国語能力の低下を実感)
第VI期 中学入学(母の帰国と猛勉強)
第VII期 重点高校での3年間(最後の中国生活)
第VIII期 初めてのアルバイトと教師との出会い(再来日から専門学校まで)
第IX期 孤独を感じた大学生時代(日本の大学入学後から卒業前まで)
朝鮮語が使えない私に対する意味づけの変容(TLMG)
第X期 大学卒業を迎えて(自信回復と将来への希望)
4 考察
5 結論
ほか
商品詳細
- 出版社名
- ひつじ書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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