発達障害児の母親ケアラーの生活の苦しみと編み直し

山下亜紀子/著

発売日:2025年3月

  • 発達障害児の母親ケアラーの生活の苦しみと編み直し
  • 発達障害児の母親ケアラーの生活の苦しみと編み直し
ページ数
205p
ISBN
978-4-7620-3420-6
著者情報
山下 亜紀子(ヤマシタ アキコ)
宮崎県生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、岩手大学大学院連合農学研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は家族社会学・福祉社会学・地域社会学。現在、九州大学大学院人間環境学研究院准教授

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商品説明

障害児の母親たちが社会生活においてどのような苦しみ、困難を抱えているのか。
またケアに従事する母親が持つ生活困難への問題対処(生活の編み直し)について、
生活構造論の考え方を足がかりにしつつ、全体像をとらえようとする試み。
生活困難がどのような社会構造に由来しているのか、に照準をあてる。

本書では、先行研究や理論検討だけでなく、
とくに発達障害児の母親に焦点をあてて実施された、
発達障害を主とする子どもの家族会のインタビュー調査や茶話会(グループインタビュー調査)、
支援サービス提供主体群などへの調査など、5点の調査分析をもとに構成。

社会的に孤立しやすい障害児の母親の生活問題について考え、生活困難を乗り越えるあり方について提言する。

目次

第1章 本書の目的─母親たちの生活上の苦しみと生活の編み直しをとらえる─
 発達障害児の母親たちが集う茶話会での語りから
 1.障害児の母親たちが直面する生活困難とその問題対処
 2.ケアに従事している立場性への着目―ケアするがゆえに見舞われる苦しみ―
 3.生活の編み直しをとらえる視座―生活構造論の援用―
 4.発達障害児をとりまく現状
 5.研究の方法
 6.本書の構成

第2章 障害児の母親はどのようにとらえられてきたのか─社会学研究のレビュー─
 1.近代家族の文脈からとらえられる障害児の家族
 2.当事者との関係性から障害児の母親をとらえる視点―抑圧的な主体として―
 3.当事者との関係性における新たな視座―ケアへ向かう力―
 4.障害児福祉の実現主体としての母親たち―社会制度に埋め込まれる―
 5.まとめ

第3章 発達障害児の母親が抱える生活困難
 1.発達障害児の母親の生活実態にかかわる先行研究
 2.研究方法
  2.1 調査の方法
  2.2 研究の対象
  2.3 分析の方法
 3.生活困難として抽出した5 つの概念的カテゴリー
  3.1 〈障害児の言動による生活の混乱〉
  3.2 〈子育てモデルがなく,試行錯誤している状況〉
  3.3 〈支援環境との物理的・心理的距離感〉
  3.4 〈良好ではない周囲との関係性〉
  3.5 〈日常的に生じる心理的負担感や葛藤〉
 4.抽出した生活困難の相互の関連性
 5.母親の生活困難の分析からみえてきた主な3つの問題
  5.1 養育上の困難さと専門的支援の得にくさ
  5.2 身近な関係性におけるソーシャル・サポートの脆弱性
  5.3 伏在化する母親自身の生活困難
 6.まとめ

第4章 発達障害児の母親の社会構造の関与と生活困難
 1.研究の方法
  1.1 調査の対象
  1.2 調査方法
 2.社会構造との接点にみる生活困難の内容
  2.1 調査対象者の属性
  2.2 社会関係ごとに見出された生活困難の内容
  (1)子どもが就学 ほか

商品詳細

出版社名
学文社
サイズ
22cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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