太宰治滑稽と暴力の居場所

舘下徹志/著

発売日:2025年3月

  • 太宰治滑稽と暴力の居場所
  • 太宰治滑稽と暴力の居場所
ページ数
455p
ISBN
978-4-86228-134-0
著者情報
舘下 徹志(タテシタ テツシ)
1962年、北海道釧路市生まれ。北海道大学文学部卒業(1984年)、佛教大学文学研究科修士課程修了(2008年)。修士(文学)。大学卒業後、道立高校に勤めた後、釧路工業高等専門学校に勤務。横光利一・太宰治・金子みすゞなど、大正・昭和期の小説や詩を中心に研究を続けている

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商品説明

「小説を書くこと」と「戦時下を生きること」が相互に活力を与えあい、生まれた太宰治の作品たち。そこに表現される暴力性と、隣り合わせの狂気や滑稽さに着目した長年の考究の集大成!

太宰文学の「暴力性」と、隣り合わせの狂気や滑稽さに注目した作品論、長年の集大成!

太宰治にとって「小説を書くこと」と「戦時下を生きること」は相互に活力を与えあう体験だった。
『人間失格』や『斜陽』だけではない。数多くの小品や翻案作品にみる「笑い」と「暴力性」をキーワードにたどる新たな太宰文学像。

目次

第一章 暴力を無効化する笑い
 「畜犬談」 ──ユーモアの陰翳
 「十二月八日」──ナショナリティにまみれる/おくれる笑い

第二章 救いとしての綻び──『新釈諸国噺』の方法
 「大力」──越境者たちの本懐
 「猿塚」──不憫という隠れ家
 「人魚の海」──困難/希望としての「信」
 「破産」──〈内証〉の行方
 「裸川」──〈うがち〉で開かれる/閉じられる物語
 「義理」──反響する〈卑怯〉
 「女賊」──承認のための執着
 「粋人」──決戦下の〈虚栄〉
 「遊興戒」──転位する依存
 「吉野山」──期待はずれの連鎖

第三章 作家/読者の相互依存
 「水仙」 ──〈徳〉の不在証明
 「トカトントン」──贈与としての〈語り〉
 断片の織りなす〈座〉──太宰治・昭和一六年の〔アンケート回答〕四篇

商品詳細

出版社名
青灯社
サイズ
19cm
フォーマット
単行本

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