じつは身近なホタルのはなし

遊磨正秀/著

発売日:2025年4月

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ページ数
207p
ISBN
978-4-86811-024-8
著者情報
遊磨 正秀(ユウマ マサヒデ)
龍谷大学名誉教授、全国ホタル研究会会長。1954年山口県生まれ、兵庫県育ち。1976年京都大学理学部(動物学専攻)卒業、大学院理学研究科修士課程および博士後期課程(動物学専攻)を経て、1984年理学博士(京都大学)。滋賀県立琵琶湖博物館開設準備室、京都大学生態学研究センター助教授、龍谷大学理工学部(現 先端理工学部)教授を経て、2022年より同大学名誉教授。専門は、動物生態学、陸水文化論。主にゲンジボタルや、琵琶湖、ロシア・バイカル湖、アフリカ・マラウィ湖やタンガニイカ湖の魚類・貝類などの水生生物の生態を調査してきた。近年は、ホタルをはじめとする身近な生き物と人の各々の環境について想いをめぐらす機会が多い

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商品説明

人がつくり出した場に生活する「人里昆虫」としてのホタル、人の心に残る「文化昆虫」としてのホタル…。光るだけじゃない!とっても奥深いホタルの魅力を紹介します。ホタルをとおして「人‐水‐生き物」共同体を考える。

誰もが知っている「ホタル」について、生態や暮らしといった基本的な情報はもちろん、人がつくり出した場に生活する「人里昆虫」としてのホタル、人の心に残る「文化昆虫」としてのホタルなど、さまざまな視点からわかりやすく解説し、光るだけではない、奥深いホタルの魅力を紹介。


【本書のポイント】
●ゲンジボタルを中心に、卵から成虫にいたるまでのホタルの一生と、その暮らしを解説。
●日本に生息する代表的なホタルとその生活様式の違いを紹介。
●発光の仕組みや、光る目的、種によって異なる光り方などについて紹介。
●人が作り出した場で生活する「人里昆虫」としてのホタルについて、どんな場所を好むのか、人が手を入れた環境でホタルがどう暮らしているのか、さらには、水環境におけるホタルを含む生き物と人の共存についても言及。
●古くから人の身近な存在で、人の心に残る「文化昆虫」としてのホタルについて、さまざまな事例を挙げながら、人との関係やホタルにまつわる文化を紹介。
●「ホタルはきれいな川に住むというのはウソ」「ホタルの仲間のほとんどは光らない」といった明日誰かに話したくなるような話題を多数収録。
●ホタルの発生数の数え方や発生数、発生時期の年次変動データなどを掲載するとともに、著者も参加した実際の調査の様子や、そこからわかったホタルの寿命についても紹介。

目次

巻頭カラー うつくしきホタルの世界

第1章 ホタルは季節の風物詩
 ホタルを見に行くとき、どうして水辺へ出かけるの?――幼虫が水生だから
 家の周りにホタルがいるかもしれません
 水生ホタルは変わり者?――ほとんどのホタルの幼虫は陸生
 田んぼに多かったヘイケボタル、山肌を黄金色にするヒメボタル
 なんのために光るの?――種によって違うオスとメスの連絡手段
 どうやって光るの?――いまだ謎に包まれている発光のしくみ
 ホタルは明るい場所がきらい――でも人は明るい昼間の生き物

第2章 ホタルの暮らしぶり──成長
 ホタルの一生――1年の大半は水の中
 卵の孵化――深夜のダイビング
 本当に落ちるのか、ちょっとした実験
 幼虫はきらわれもの――よほどまずいのか?
 幼虫は絶食に強い――生まれたての幼虫でも1カ月くらいは生きる
 幼虫の餌はカワニナ――肉を溶かしてすする
 どんな大きさのカワニナが好きか?――大きいカワニナは襲えない.
 幼虫は何回脱皮するのか?――オスは5回、メスは5?6回
 大きい幼虫と小さい幼虫
 一生にどれくらいの数のカワニナを食べるのか?
 幼虫の住み家は川の石の下――浮石がある流れ
 サナギになるために川から上陸――春の雨の夜の光のじゅうたん
 サナギになれる川岸の環境――土中で行われる土繭つくりの妙
 成虫の活動時間
 成虫は明るい場所がきらい――暗いから光が有効
 卵を産む場所――意外に少ない産卵場所を探すメスの行動.
 メスが産む卵の数――野外では産卵能力のすべては発揮できない

第3章 ホタルが住むのはどんなところ?
 ゲンジボタルの生活環境――成虫・卵・幼虫・サナギに必要な環境
 川の淵と瀬――流れと底の多様性
 水際は?――水中と陸上をつなぐ複雑な環境.
 川の中のゲンジボタルの幼虫――淵から瀬になるところに幼虫の住む場所がある
 人の川への関わり方――人はなぜ川に手を加える?

ほか

商品詳細

出版社名
緑書房
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

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