ユーロ・ホワイトネス 帝国主義と植民地主義から見る欧州統合
発売日:2025年3月
- ページ数
- 197p
- ISBN
- 978-4-86359-293-3
- 著者情報
- クンドナニ,ハンス(クンドナニ,ハンス)(Kundnani,Hans)
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員教授、ニューヨーク大学兼任教授。英王立国際問題研究所(チャタムハウス)欧州研究部長・上級研究員、欧州外交評議会(ECFR)研究部長、ドイツ・マーシャル財団(ワシントン)上級研究員などを歴任し、2023年から現職。ドイツや欧州の政治・外交問題を専門とし、有力学術誌『フォーリン・アフェアーズ』などに寄稿している。1972年生まれ。英国出身
中村 登志哉(ナカムラ トシヤ)
名古屋大学大学院情報学研究科教授。専門は国際関係学、特にドイツ・欧州と日本の外交・安全保障政策。メルボルン大学(オーストラリア)大学院政治学研究科博士課程修了、Ph.D.(政治学)取得。1960年、愛知県生まれ
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商品説明
今こそヨーロッパの“白人性”を問う!なぜアウシュビッツは記憶され、帝国主義の過去は忘却されたか―。『ドイツ・パワーの逆説』のH.クンドナニが放つ、注目の邦訳第2弾!
ヨーロッパの「白人」とは何か。
その本質を問う画期的な論考が登場した。
<私が本書で主張していることのいくつかは、欧州の読者よりも日本の読者の方が明確に思えるかもしれない。実際、私が主張するいくつかの点、特に欧州のアイデンティティは白人性(ホワイトネス)と密接に結びついているという考えは、日本の読者にとってはほとんど自明のことに思えるだろう。>
(「日本語版への補遺――ユーロ・ホワイトネスと日本」より)
<欧州の読者の中には、欧州の民族的・文化的観念が1945年以降も存続し、欧州統合に影響を与えたという指摘を不快に思う人もいるかもしれない。だが、EUが欧州人のアイデンティティの純粋に市民的概念に基づくコスモポリタンなプロジェクトであると一部の欧州人が想像していたことを知り、日本の読者はもっと驚くかもしれない。>
(同上)
本書の著者クンドナニは、<かつて英国に植民地化されたインド出身の父親、そしてEC原加盟6か国のうちの一つであるオランダ出身の母親を持ち、自身は英国で育ってきた。>
(「訳者解説」より)
著者はまた、オックスフォード大学、コロンビア大学大学院で学び、英国「オブザーバー」「フィナンシャル・タイムズ」、米国「ウォールストリート・ジャーナル」などでジャーナリストとして活躍したしたのち、英国王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)などで研鑽を積んだ、気鋭の研究者である。
本書は、自身を<欧州人であるとともに、アジア人であると考えていた>著者が、その思索を練り上げ、<私たちが現在、目にしている欧州とは異なる欧州が必要であることを、欧州人を説得するつもり>で書いた深い洞察の書であり、かつ今後の日本が、「白人」の国々と「白人」以外の国々とを冷静に見極め、どのように進んでゆくべきかを示唆する警世の書でもある。
目次
はじめに
第1章:欧州の地域主義
第2章:欧州という概念
第3章:植民地事業から記憶の共同体へ
第4章:新たな文明化の使命
第5章:欧州統合事業における文明の転換
第6章:英国のEU離脱(ブレグジット)と帝国健忘症
日本語版への補遺:ユーロ・ホワイトネスと日本
商品詳細
- 出版社名
- 一藝社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:EUROWHITENESS
注意事項
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