統一戦線論 戦間期ドイツの歴史的経験から未来へ
発売日:2025年3月
- ページ数
- 219,18p
- ISBN
- 978-4-7710-3889-9
- 著者情報
- 石川 捷治(イシカワ ショウジ)
1944(昭19)年10月中国東北部・大連市に生まれる。大分県臼杵市へ引き揚げそこで育つ。父親はシベリア抑留で死亡。1967(昭42)年佐賀大学文理学部卒業、72(昭47)年九州大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。北九州大学法学部(5年間)、九州大学法学部(30年間)、久留米大学法学部(7年間)で研究・教育に従事する。その間、九州大学法学部長、九州大学法学研究院長(初代)、九州大学韓国研究センター長(初代)、久留米大学附属図書館長などを歴任。20世紀の政治史、地域研究・平和研究を専門とする。現在、九州大学名誉教授、福岡県自治体問題研究所代表理事などをつとめる
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商品説明
なぜヒトラーを阻止できなかったのか。ドイツの歴史的経験を考察し、その実相に迫ることで、今日の危機時代における「新しい統一戦線」=市民に根差した「まっぴら御免/生活の思想」の必要性と可能性をさぐる。「敗戦80年」「新しい戦前」の今、統一戦線を考える。
「終戦80年」「新しい戦前」の今,統一戦線を考える.
なぜヒトラーを阻止できなかったのか。1920〜39年のドイツの歴史的経験を考察し、統一戦線の概念や成立条件、論理と倫理、本質的問題を整理。戦後80年を経た危機の時代、市民に根差した“まっぴら御免” “連帯”“生活(命・暮らし・健康)”の思想=「新しい統一戦線」の可能性をさぐる。
「本書は今日の危機時代に何を問うているのか」―― 本書の読み方
第III部の座談会から読んでいただくのもよいかもしれない。本書の意義や何を問題にしているのかについて、研究会のメンバーが明らかにし、ひとつの読書案内ともなっているからだ。さらにいえば、第III部の後、第II部で今日の問題のあり様を探っていただき、序章と第I部の歴史的プロセスに分け入っていただくのが、理解しやすいかと思う。(「まえがき」より)
目次
ま え が き
序 章 統一戦線とは何か
(1)統一戦線研究への私の思い
(2)統一戦線史研究(1989年以前)の問題点
(3)現代統一戦線(新しい統一戦線)の困難性と可能性
(4)統一戦線とはどのような「現象」か
(5)統一戦線研究の衰退理由
第I部 歴史のなかの統一戦線──1920〜39年の戦間期ヨーロッパ、特にドイツを中心に
はじめに:歴史的前提
(1)なぜ戦間期ヨーロッパ、特にドイツを検討対象にするのか──統一戦線における歴史的条件
(2)前期(1905〜年)について
第1章 反カップ統一戦線の経験──その力と意義(1920年)
1 反カップ闘争における統一戦線の形成と「社会主義的政府」
(1)クーデターの発生
(2)クーデターに対する労働者諸政党の反応
(3)反カップ統一戦線の形成と勝利
(4)統一戦線から「新政府」への展望
2 反カップ統一戦線の崩壊
(1)ゼネストの中止と戦線の分裂
(2)ルール労働者の闘争
(3)反カップ闘争の意義
3 コミンテルンにおける統一戦線現象の認識とその戦術化
(1)コミンテルン月プレナム
(2)レーニンの統一戦線論と3つのインタナショナルの国際会議
(3)コミンテルン第4回大会
(4)「労働者政府」論
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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