がん最新の薬物療法 2025-2026
石岡千加史/監修 関根郁夫/編集 安藤雄一/編集 伊豆津宏二/編集
発売日:2025年3月
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商品説明
2年ごとの改訂で,進歩の著しいがん薬物療法について最新の情報を提供.巻頭トピックスでは,がん遺伝子パネル検査の進歩,新しい標的分子,ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスなど,話題性の高いテーマを取り上げた.各論では新たに承認された薬剤,治療の進歩が大きいがん種や臓器横断的薬物療法,副作用対策における新知見について解説.がん治療医,一般臨床医,研修医にとって,本領域の動向把握に役立つ一冊である.
【監修の序】
がんの薬物療法は,幅広い医療分野の中で最も発展が目覚ましい分野の1つである.この10年間に内外で開発された分子標的治療薬の多くは抗がん薬である.また,ゲノム情報に基づく治療が真っ先に日常診療に取り入れられたのはがんの薬物療法である.このため,日常診療でがん治療を担う専門医や,臨床研究開発を担当する製薬企業やアカデミアの研究者が,この急速に発展する最近の薬物療法を俯瞰できるテキストを切望するようになった.
本書は,このようなニーズに応える最適の1冊として2023年に初版を発刊してから2年がたち,今回,最新情報を盛り込みアップデートを行った.今回は,76人の国内のエキスパートに「巻頭トピックス」「I章.近年承認された抗がん薬」「II章.近年進歩の大きい臓器別がんの薬物療法」「III章.臓器横断的ながんの薬物療法」,および「IV章.注目すべき副作用とその対策」の5章59項目を割り当て,教科書的情報は最少に,最新情報を中心にまとめてもらった.「巻頭トピックス」には,RNA情報のパネルや造血器腫瘍専用のパネル検査,改変T細胞療法などの最新の診断薬や治療薬のトピックスを,「I章」には14種類の国内で承認された新薬情報を,「II章」には新薬導入やガイドライン改訂による標準治療の変化を,「III章」には4種類の遺伝子変異陽性固形がんを,そして「IV章」には,新薬登場により注意が必要な3つの有害事象とその対策をまとめた.
本書が目指すのは,専門医や研究開発者が最新のがんの薬物療法に関する情報を漏らさず短時間に把握し,またそれを俯瞰することである.このため,エキスパートらは最新のエビデンスを凝縮し,標準治療の総論を割愛したコンパクトな内容にまとめた.本書が専門医や研究者の皆さんの知識のアップデートや,日常診療と臨床研究の事典代わりとしてお役に立てれば幸いである.
2025年2月
石岡千加史
目次
【序 文】
日本における新規抗がん薬の薬事承認数は年々多くなっており(図),それに後れを取らないよう本書は2年ごとの改訂としています.『がん最新の薬物療法2025-2026』では前版の編集方針と同様に,がん治療の標準的教科書である『新臨床腫瘍学』(日本臨床腫瘍学会編集)で扱いきれない,がん薬物療法を取り巻く最近の状況と注目を集めている薬剤を中心とした内容といたしました.
本書の特徴である「巻頭トピックス」では,保険適用となって5年が経過した包括的がんゲノムプロファイリング検査の現状,新しい標的分子とそれに対する治療薬開発の動向,新薬の臨床開発・薬事承認にまつわる話題を取り上げました.ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスは特に抗悪性腫瘍薬で大幅な増加が認められ,2016〜2020年にFDAで認められた抗悪性腫瘍薬の68%が日本未承認であると指摘されています(医薬産業政策研究所 2023).さらに,今後の運動腫瘍学(exerciseoncology)の発展を見据えて,がん患者のリハビリテーションにもページを割きました.
がんに対する分子標的治療薬の標的といえば,従来はキナーゼ活性を有するタンパクが主でしたが,最近はシャペロンタンパク,接着分子やクロマチン構造制御因子のサブユニットなど,様々な分子が標的となっています.そのため,作用機序をみても見当がつかない,今までに経験したことのないような有害事象が報告されています.したがって,それらの対処法に医療従事者が精通することに加えて,予防法と初期対応を患者さんに十分に説明しなければなりません.「I章.近年承認された抗がん薬」では14剤を取り上げ,適応,禁忌,副作用,相互作用など,実践的な内容も多く記載しています.
II章で取り上げた「臓器別がんの薬物療法」は,がん遺伝子変異のコンパニオン診断や新しい抗体医薬などを取り入れた近年進歩の著しい分野です.臨床試験に基づくエビデンスも豊富にありますので,一部図表を取り入れて結果を比較しやすいように視覚化するとともに,その解釈については専門家としての高度な考察とともに記載してもらいました.
がんの種類や体内のどこで発生したかに関係なく,がんの遺伝的・分子的特徴に基づいて薬剤を選択する,いわゆるtissueagonist ほか
商品詳細
- 出版社名
- 南江堂
- サイズ
- 26cm
- フォーマット
- 単行本
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