近代日本における外来野菜の普及 キャベツとハクサイの大衆化

清水克志/著

発売日:2025年2月

  • 近代日本における外来野菜の普及 キャベツとハクサイの大衆化
  • 近代日本における外来野菜の普及 キャベツとハクサイの大衆化
ページ数
284p
ISBN
978-4-7722-3206-7
著者情報
清水 克志(シミズ カツシ)
1978年富山県に生まれる。現在、筑波大学人文社会系准教授 博士(文学)

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商品説明

キャベツやハクサイは外来野菜であり,導入当時の日本では不人気だった。美味しい野菜として宣伝・普及に尽力し,品種改良を行って産地を形成してきた努力と工夫を,歴史地理学から解き明かす。日本学術振興会出版助成をうけて刊行された研究書。明治?昭和戦前期の野菜の普及に関する貴重な資料を多数掲載,歴史資料をもとに全国各地の野菜生産や消費に関するオリジナル地図も多数掲載。野菜の生産から消費まで幅広い歴史をまとめた内容。

目次

まえがき

第1章 序論
第1節 研究の課題と目的
第2節 視点と方法
第3節 研究対象地域

第2章 外来野菜生産の史的展開
1.日本の野菜におけるキャベツ・ハクサイの位置づけ
(1)外来野菜を代表するキャベツとハクサイ
(2)キャベツ,ハクサイ,ツケナ類の植物学的・作物学的特性
2.外来野菜導入前史
3.明治前期における外来野菜の導入
4.明治後期以降における外来野菜生産の展開
(1)明治後期から現代までの野菜生産の消長
(2)キャベツ・ハクサイ生産地域の成立
(3)高度経済成長期におけるキャベツ・ハクサイ生産地域の再編

第3章 外来野菜導入期における普及阻害要因とその克服
1.キャベツ導入期における「におい」の問題
(1)幕末から明治前期におけるキャベツの導入
(2)都市大衆層による家庭料理でのキャベツの利用
(3)キャベツ需要の創出と国産品種の育成
3.ハクサイ導入期における「交雑」の問題 
(1)明治前期における外来ツケナ類の導入
(2)日清戦争後におけるハクサイの導入
4.育採種技術の確立とハクサイ生産の進展 
(1)ハクサイ種子の輸入体制の確立
(2)ハクサイの国産品種の育成
(3)都市大衆層へのハクサイの浸透

第4章 岩手甘藍生産地域の展開
1.岩手県におけるキャベツの導入 
(1)明治前期の勧農政策とキャベツ
(2)導入から定着への連続的展開
2.国産品種「南部甘藍」の育成 
(1)野菜種子流通拠点としての盛岡近郊地域
(2)仙北町周辺の篤農家によるキャベツの受容
(3)キャベツ栽培拡大への機運
3.岩手甘藍の産地形成 
(1)輸送園芸の発達と南部甘藍
(2)大正期におけるキャベツ産地の動向
(3)キャベツ生産の組織化と産地の拡大
(4)キャベツ種苗の供給
4.岩手甘藍の県外移出 
(1)岩手甘藍の出荷統制の強化
(2)県外移出量の増加
(3)産地による都市需要への対応
(4)岩手甘藍産地の具体像

補論1 大都市近郊・西南暖地へのキャベツ生産 ほか

商品詳細

出版社名
古今書院
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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