〈生の芸術〉への誘い しなやかに世界を変えるために

青木惠理子/編

発売日:2025年3月

  • 〈生の芸術〉への誘い しなやかに世界を変えるために
  • 〈生の芸術〉への誘い しなやかに世界を変えるために
ページ数
345p
ISBN
978-4-7795-1847-8

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商品説明

生きることそのものであるような芸術的活動、すなわち〈生(せい)の芸術〉は、出会う者の生をいかに変容させ、制度化された既存の芸術界に何を問いかけるだろうか。

重度の自閉スペクトラム症者たちの表現活動、ハンセン病国立療養所の絵画クラブ、インドネシアのアート・コレクティヴが芸術監督を務めたドイツの国際芸術祭、ナイジェリアの現代アーティストによる工房での共同制作……。多様な現場で織りなされてきた、他者とともに生き、つくる営み。「生(き)の芸術」と呼ばれてきたアール・ブリュット、近現代の美術史も参照しながら、自明化された芸術と社会の枠組を揺り動かす論考集。


【執筆者紹介】

青木惠理子 担当:まえがき・序論・第三章・第II部コラム・あとがき
文化人類学研究に従事。日本への移民の子どもたち、日本の旧産炭地社会、在日インドネシア人介護福祉士・看護師、アートの文化人類学的フィールドワークに基づく研究に従事している。

高岡智子 担当:第一章
ドイツ語圏のユダヤ人作曲家研究をきっかけに、現在は東ドイツのポピュラー文化研究に取り組む。専門は音楽社会学。龍谷大学社会学部准教授。

羽鳥悠樹 担当:第二章
九州産業大学芸術学部非常勤講師。専門はインドネシア近現代美術史。

川口幸也 担当:第I部コラム
専門はアフリカ同時代美術、展示表象論。世田谷美術館学芸員、国立民族学博物館・総合研究大学院大学准教授を経て2020年まで立教大学教授を務める。

山田 創 担当:第四章
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA学芸員、滋賀県立美術館学芸員。

松本 拓 担当:第五章
専門は社会学。龍谷大学非常勤講師、ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター研究員。

藏座江美 担当:第六章
学芸員、司書。熊本市現代美術館の立ち上げに従事。

藤澤三佳 担当:第七章
京都芸術大学名誉教授。社会人間学のなかの自己アイデンティティ論、自己意識論が専門。

服部 正 担当:第八章
美術史・芸術学。兵庫県立美術館学芸員、2013年より甲南大学。

村澤真保呂 担当:第九章
専門は精神分析、社会学、社会思想史。龍谷大学教員。

胡桃澤伸 担当:第III部コラム
劇作家、精神科医。精神科医として兵庫、大阪、東京、千葉で勤務。専門は統合失調症、外傷性精神障害。

目次

序論 生を織りなす処から
第1部 グローバル・システムと「いま‐ここ」での実践(コレクティヴの永遠回帰 ロマン主義から東ドイツ社会、そしてドクメンタ15へ
共に生きるという芸術 インドネシアにおけるコレクティヴの実践を例に
ことなす、ともにみる インドネシア離島村の生から近現代アートを照らす)
第2部 自明性を霧散させる力動の展示(重度自閉スペクトラム症者による表現についての一考察 障害特性と創造性を同時に語ることを目指して
出来事としての障害 ジンメルとドゥルーズの芸術論から障害を考える
作品を展示するということ 国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ金陽会の展覧会からの気づき)
第3部 身=心の危機と蘇り(生きることとアート表現 精神科病院“造形教室”の表現者を中心に
「生の芸術」から「生の芸術」へ 岩下徹の即興ダンスを中心に
美的感性と精神、社会、自然)

商品詳細

シリーズ名
龍谷大学国際社会文化研究所叢書 第34巻
出版社名
ナカニシヤ出版
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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