グライス語用論の展開 非自然的な意味の探究
発売日:2025年2月
- ページ数
- 384p
- ISBN
- 978-4-8234-1274-5
- 著者情報
- 平田 一郎(ヒラタ イチロウ)
東京都練馬区生まれ。1986年埼玉大学卒業。1991年東京都立大学卒業。1994年東京都立大学大学院博士課程退学。2009年カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員。2011年筑波大学博士(言語学)。現在は学習院大学文学部英語英米文化学科教授
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商品説明
グライスの協調の原理は、命題的な発話から命題的な推意を生み出す仕組みとして理解され広く支持されている。本書では、グライスが提唱するもう1つの重要概念である非自然的な意味を精査することで、非命題的な発話の意味と非命題的な推意の生まれ方を非自然的な意味と協調の原理の相互作用から理解することが可能であることを示す。また、語用論的な意味を可視化する仕組みを提案し、目に見える形で語用論的意味を論じていく。
目次
はじめに
第1部 語用論的意味の整理―Griceの視点から―
第1章 語用論的意味と語用論的意味を生み出す仕組み
1.1 4つの語用論的意味
1.2 3つの語用論的な意味を生み出す仕組み
1.3 語用論的な意味と研究動向
第2章 Griceの語用論の仕組み
―非命題的な言語要素と非命題的な効果(心理的な効果)を組み込んで
2.1 発話が行うこと:命題的な反応と心理的な反応
2.2 発話の命題的な内容と命題態度、そして発話の力
2.3 心理的な反応と非自然的な意味
2.4 協調の原理:格率の違反から推意が生まれる場合
2.5 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その1:一般化された会話の推意(generalized conversational implicature)
2.6 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その2:標準推意(standard implicature)
2.7 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その3:協調の原理の遵守から心理的な反応の期待が生まれる場合
2.8 仕組みのまとめ
第2部 Grice語用論の仕組みの理論的基盤
第3章 非自然的な意味
3.1 自然的な意味と非自然的な意味
3.2 非自然的な意味と心理的な反応の期待
3.2.1 Grice(1969)の非自然的意味の定義と心理的な反応の期待
3.2.2 心理的反応の期待と言語理論
3.3 非自然的な意味と発話の力
3.3.1 発話の力が非自然的な意味であること
3.3.2 発話の力、命題態度、そしてwhat is said
第4章 CIと心理的な効果
4.1 Griceの考えたCI
4.2 Bach(1999):CIは神話(myth)である
4.3 挿入的な要素
4.4 感情表出的な表現がCIではないこと
4.5 動的意味論・動的語用論と感情表出的な表現
4.6 Griceの意味区分のまとめ
4.7 命題的なuptakeと心理的なuptake
ほか
商品詳細
- 出版社名
- ひつじ書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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