生体管理の近代史 個人識別技術と身体の情報化

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ページ数
406p
ISBN
978-4-7503-5888-8
著者情報
村上 宏昭(ムラカミ ヒロアキ)
筑波大学人文社会系・准教授。専門はドイツ近代史

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商品説明

生体認証(バイオメトリクス)の技術なくしては、今日の社会生活は成り立たなくなりつつある。この技術が依拠する「可読的身体」に目を向け、その歴史的な系譜と諸相とを、西洋や植民地の事例を手がかりに考察する。

バイオメトリクス、生体認証の技術なくしては、今日の社会活動は成り立たないというところまできている。こうした技術が立脚している、近代特有のいわば「可読的身体」に目を向け、その歴史的な系譜と諸相とを、西洋や植民地の事例を手がかりに考察する。

目次

序章 「読まれる身体」の近代[村上宏昭]

第I部 規格化する視線、数値化される身体

第1章 可読的身体の系譜学――旅券・客観性・人体測定[村上宏昭]
 はじめに
 1 旅券のなかの身体
 2 複数の「客観性」
 3 身体の数値化
 おわりに

第2章 近代イギリスにおける医療技術と健康管理――一九一八〜一九年インフルエンザと体温計測[高林陽展]
 はじめに
 1 近代までの体温計の歴史
 2 一九世紀後半のイギリスにおける体温計の製造と販売
 3 一九一八〜一九年インフルエンザと体温計
 おわりにかえて

第3章 X線の医学的な使用と防護意識の形成――ドイツの事例を中心に[北村陽子]
 はじめに
 1 X線の発見と医学への応用
 2 戦場医学でのX線の使用
 3 民間でのX線の使用被曝をめぐる意識の形成
 4 放射線防護に関する国際的な動きとドイツにおける防護規定
 おわりに

第II部 「反社会的身体」への不安

第4章 可視的身体と可読的身体のあいだで――アルフォンス・ベルティヨンの功績[梅澤礼]
 はじめに
 1 一九世紀前半のフランスにおける捜査
 2 一九世紀後半のフランスにおける捜査
 3 一九世紀末のフランスにおける捜査の状況
 4 ベルティヨン方式の可視的性質
 おわりに

第5章 遺伝学者ハンス・ナハツハイムと「遺伝衛生」――一九五〇〜六〇年代ドイツにおける優生学の一例として[紀愛子]
 はじめに
 1 ナハツハイムの経歴
 2 ナハツハイムにとっての「遺伝衛生」の必要性
 3 ナハツハイムの断種論
 4 ナハツハイムの主張に対する反響
 おわりに

ほか

商品詳細

出版社名
明石書店
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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