教科書と一緒に読む海峡地域の歴史 津軽・下北・道南
発売日:2025年3月
- ページ数
- 177p
- ISBN
- 978-4-910425-19-1
- 著者情報
- 大谷 伸治(オオタニ シンジ)
弘前大学教育学部講師。専門は歴史学(日本近現代史、憲法思想史)。また、札幌の高校と小学校での現場経験があり、一国史的な日本史の枠組みを相対化する教材開発にも取り組んでいる
小瑤 史朗(コダマ フミアキ)
弘前大学教育学部教授。専門は社会科教育学・歴史教育論。子どもたちが主権者として育つ上で、歴史を学ぶことにはどのような意味・意義があるのかについて思索を重ねている
篠塚 明彦(シノヅカ アキヒコ)
筑波大学附属学校教育局教授/前弘前大学教育学部教授。「地域から考える世界史」をテーマに、地域‐日本‐世界を往還する歴史教育のあり方について研究を進めている。中学校と高校との歴史教育の接続にも関心をもっている
瀧本 壽史(タキモト ヒサフミ)
弘前大学教育推進機構特任教授/前弘前大学教職大学院教授。主に近世北奥地域と蝦夷地との関わりや本州アイヌについて研究を進めている。高校現場での経験を活かして地域教材の開発にも力を注いでいる
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
海峡で結ばれた津軽・下北・道南の歴史の実像に迫る。海峡地域で育む歴史の見方・考え方。海峡を往来した人・モノ・文化を通して地域・日本・世界の歴史を見つめ直す。
2021年に世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の存在は、津軽海峡をはさむ津軽・下北・道南の各地域に共通の文化圏が形成されていたことを示しています。これらの地域は、「しょっぱい川」とも呼ばれた海峡を介して深く関わりあいながら歴史を刻んできました。
本書では、津軽・下北・道南を「海峡地域」として一体的にとらえ、その歴史的な歩みを地域間の相互関係に着目しながら描き出すことを試みました。前著『教科書と一緒に読む 津軽の歴史』と同様に、先史・古代から近現代まで、学校で使用されている歴史教科書との対応を意識して題材を選びました。学校現場で歴史を教えている先生方をはじめ、この地域の歴史に関心を持つ多くの方々に手に取っていただきたいとの思いを込めて作った一冊です。
<編集者イチオシ!>
好評を博した『教科書と一緒に読む 津軽の歴史』(2019年刊行)の第2弾です。前著に引き続き教科書との対応関係を重視しながら、今回は新たに「津軽海峡地域の歴史」に焦点を当てました。
中央政権を中心に展開される従来の教科書では、津軽海峡地域は「辺境」ととらえられがちです。しかし実際には、海峡は「しょっぱい川」であり、縄文時代からすでに人々の往来や文化の交流がありました。本書では、そのことが数多くの興味深いエピソードとともに明らかにされていきます。一方では、海峡の歴史を語る上で、アイヌ民族の存在は欠かせません。海峡を通したアイヌ史に大きな比重が割かれているのも本書の読みどころでしょう。
このような広大なテーマに迫るために、本書は青森および北海道の総勢14名が協働で執筆に当たりました。それは、自治体ごとの縦割りになりがちな地域の歴史教育をつなぐ試みでもあります。歴史教育に携わる教員の方々はじめ、青森や北海道に留まらず、地域さらには日本の歴史に興味のある全ての方々に本書をおすすめします。
◆書き下ろしコラム6本を収録!
目次
はじめに
総論I 海峡地域で育む歴史の見方・考え方1
「境界」から歴史をみつめる (小瑶史朗)
総論II 海峡地域で育む歴史の見方・考え方2
「日本史」の時代区分を問いなおす(大谷伸治)
総論III 海峡地域で育む歴史の見方・考え方3
民族のあり様 を動態的にとらえる (篠塚明彦・小瑶史朗・大谷伸治)
《第I部 海峡地域の成立》
1.世界遺産になった「津軽海峡文化圏」の縄文世界(工藤 廉・大谷伸治)
コラム1 北海道と本州の違いは弥生時代から?
―縄文人の虫歯率― (大谷伸治)
2.水田稲作を途中でやめた/採用しなかった人々
―東北北部の「弥生文化」と続縄文文化―(大谷伸治)
3.大陸の文化と本州の文化の出会い
―オホーツク文化と擦文文化― (篠塚明彦)
4.「アイヌ文化」の成立
―エミシ・エゾ・アイヌ史― (谷本晃久)
《第II部 海峡地域の変容・動揺》
5.海を渡った壺
―北方世界と平泉政権― (金子勇太)
6.和人の進出とアイヌ社会の変容(川端裕介)
7.アイヌ民族と和人の衝突
―コシャマインの戦い― (川端裕介)
8.モノから読み解くアイヌ社会への和人文化の浸透(金子勇太)
コラム2 地図のなかの海峡と蝦夷地(市川晃義)
《第III部 海峡地域の分断・交流》
9.松前藩の成立と北奥地域
―海峡地域の分断と交流― (瀧本壽史)
10.弘前藩と盛岡藩による本州アイヌ支配の展開
―「?」支配と「内国化」「同化」―(瀧本壽史)
コラム3 海峡を渡った漂流民
―佐井村牛滝の慶祥丸の漂流―(三浦晋平)
11.「内憂」と「外患」の海峡 (鈴木康貴)
12.箱館開港から箱館戦争へ (佐藤一幸)
コラム4 海峡を旅する人々 (市川晃義)
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 弘前大学出版会
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。