近世藩儒の研究 18世紀龍野藩の事例を中心に
発売日:2025年2月
- ページ数
- 222p
- ISBN
- 978-4-8315-1692-3
- 著者情報
- 浅井 雅(アサイ ミヤビ)
神戸市生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科文化相関専攻博士後期課程修了。博士(学術)。神戸大学大学院国際文化学研究推進センター協力研究員、日本学術振興会特別研究員等を経て、四日市大学総合政策学部人文社会専攻特任准教授(歴史学分野)。専攻―日本思想史・日本近世史
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
「藩儒」は、どのように政策に関わり、いかなる役割を果たしたのか―。近世日本の儒者とは、身分制社会の枠組みに収まらない中間的知識層であった。本書では漢学に通じた医者=「儒医」ではなく、諸藩に「儒者」という役割で召し抱えられた狭義の存在を考察対象とする。とくに、18世紀の龍野藩の事例を中心として、多くの儒者が遺した豊富な史料を駆使し、藩儒の登用から藩校の設立に至るまで一藩の教学政策を検証するとともに、その社会的役割を具体的な動向に踏み込んで分析する。
江戸幕府の成立から100年ほどが過ぎた18世紀(元禄〜寛政期)になると、官僚的性格を帯びた武士階層は武力ではなく教化による統治を求められるようになった。そのため、各藩では儒学を修めた上層庶民(儒者)を「藩儒」として召し抱えた。近世における儒者は身分制の枠組みに収まらない存在であり、ときに身分間移動をも果たす中間知識層であった。本書では、多くの儒者を輩出した龍野藩(現在の兵庫県たつの市近辺)の藩儒・股野玉川に関する一次史料を参照しながら、近世の藩儒・藩校と現実政治の関わりを読み解いていく。
目次
序章 本研究の課題と方法
1. 本研究の課題
2. 先行研究の到達点と問題点
3. 龍野藩と龍野藩儒の概観
4. 本研究の構成と依拠する史料
第一章 諸藩における儒者登用の動向と<藩儒の家>の形成
1. 諸藩における最初の藩儒
2. <藩儒の家>の形成
3. <藩儒の家>の待遇と継承
4. 藩需を補佐した者たち
第二章 藩儒の修学過程と公務
1. 藩儒の修学過程
2. 藩儒の公務
3. 他藩の事例
第三章 藩儒の社会的役割と文化的ネットワーク
1. 藩儒の社会的役割
2. 他藩・他地域の学者とのネットワーク
3. 大坂懐徳堂との関係
4. 他藩の事例
第四章 龍野藩における藩校の成立・展開と藩儒の役割
1. 天明末年〜寛政初年における藩士およびその子弟の教育
2. 寛政末年以降の御対面所講釈と武芸稽古所
3. 文化初年の藩校設立構想
4. 天保年間における敬楽館の成立とその後の展開
5. 幕末維新期の敬楽館における教育の実態
6. 他藩における藩校の「成立」
終章 本研究の成果と今後の課題
1. 本研究の成果
2. 今後の課題
参考文献一覧
あとがき/初出一覧
主要人名索引
商品詳細
- 出版社名
- ぺりかん社
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。