和漢混淆文の生成と展開
発売日:2025年2月
- ページ数
- 460p
- ISBN
- 978-4-7576-1113-9
- 著者情報
- 藤井 俊博(フジイ トシヒロ)
京都橘女子大学専任講師、助教授を経て、同志社大学大学院文学研究科教授、博士(文学)。専攻、日本語学。2004年、第三十二回金田一京助博士記念賞を受賞
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商品説明
独自の手法で和漢混淆文の生成過程に迫る。本書では、従来和歌で論じられた翻読語の観点を散文に応用した独自の手法を用いる。『万葉集』『続日本紀宣命』『源氏物語』『打聞集』『今昔物語集』『平家物語』『伊曽保物語』『雨月物語』『春雨物語』を対象に、「見れど飽かず(飽き足らず)」(万葉集)、「いづれの御時にか」(源氏物語)、「おしはかられてあはれなり」(平家物語)など古典を彩った名句が翻読語に関わることを指摘し、また、「べからず」「〜事を得」等の文法、「けり」による文章構造、漢語を利用した表記などから和漢混淆文の特徴を論じる。
本書では、従来和歌で論じられた翻読語の観点を散文に応用した独自の手法を用いる。『万葉集』『続日本紀宣命』『源氏物語』『打聞集』『今昔物語集』『平家物語』『伊曽保物語』『雨月物語』『春雨物語』を対象に、「見れど飽かず(飽き足らず)」(万葉集)、「いづれの御時にか」(源氏物語)、「おしはかられてあはれなり」(平家物語)など古典を彩った名句が翻読語に関わることを指摘し、また、「べからず」「?事を得」等の文法、「けり」による文章構造、漢語を利用した表記などから和漢混淆文の特徴を論じる。
目次
序章
一 本書の立場と目的
二 和漢混淆文についての記述
三 和漢混淆文の言語的特質
四 和漢混淆文の研究動向と本書の内容
第一部 連文による翻読語から見る和漢混淆の諸相
第一章 連文による翻読語の文体的価値―「見れど飽かず(飽き足らず)」の成立と展開―
一 問題の所在
二 連文と同義的結合の複合動詞
三 同義的結合の複合動詞の概観
四 「あきだる」の場合
五 翻読語と漢語サ変動詞の歴史的展開
第二章 『万葉集』における連文の翻読語―「春さりくれば」から「春されば」へ―
一 はじめに
二 翻読語と漢語の検討
三 まとめ
第三章 『続日本紀宣命』の複合動詞と翻読語
一 複合動詞の構成と連文
二 連文の訓読による複合動詞の検討
三 結び
第四章 『源氏物語』の翻読語と文体―連文による複合動詞を通して―
はじめに
一 対象とする複合動詞と分類方法
二 長単位検索による複合動詞の概要
三 同義的結合・類義的結合・反義結合の複合動詞
四 『源氏物語』の翻読語の特質
五 並列形容語との文体面での連続性
六 まとめ
第五章 『源氏物語』における漢文訓読語と翻読語
―「いよいよ」「悲しぶ」「愁ふ」「推し量る」「いづれの御時にか」―
一 はじめに
二 『源氏物語』に頻用される漢文訓読語「いよいよ」
三 漢文訓読語「悲しぶ」の和文・和漢混淆文での活用
四 漢文訓読語「愁ふ」とその翻読語
五 高頻度の翻読語「推し量る」
六 まとめ―(付)気づかない翻読語「いづれの御時にか」―
第六章 『今昔物語集』における翻読語と文体
一 はじめに
二 『今昔物語集』における複合動詞の翻読語
三 『今昔物語集』における翻読語の諸相
四 まとめ
第七章 『打聞集』における漢字表記の生成―連文漢語の利用をめぐって―
一 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 研究叢書 576
- 出版社名
- 和泉書院
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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