湿原が世界を救う 水と炭素の巨大貯蔵庫

露崎史朗/著

発売日:2025年3月

  • 湿原が世界を救う 水と炭素の巨大貯蔵庫
  • 湿原が世界を救う 水と炭素の巨大貯蔵庫
ページ数
201p
ISBN
978-4-8067-1678-5
著者情報
露崎 史朗(ツユザキ シロウ)
1961年茨城県高萩市生まれ、十王町(現・日立市)育ち。北海道大学大学院理学研究科植物学専攻博士後期課程修了(理学博士)。北海道大学大学院地球環境科学研究院所属。専門は植物生態学および環境保全学。日本植物学会奨励賞(1994年)、日本生態学会功労賞(2024年)受賞

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商品説明

さまざまな動植物を育み、炭素貯蔵や水質浄化など地球環境維持に欠かせない機能を備えた湿原。日常生活で話題になることは少ないけれど、湿原の恵みはめぐりめぐって人間の生活を支えている。湿原の定義、生態系、機能、遷移の様子、そして保全の取り組み。知れば守りたくなる湿原の実態をつづった、いままでにない、湿原のことがわかる本。

目次

序章 人間と湿原の歴史
湿原と友達になろう
ところ変われば湿原も変わる─水たまりだって湿原
湿原の範囲を決めておこう
湿原は水を抜きには語れない
冷温帯の湿原は泥炭を抜きには語れない
湿原の植物
湿原が地域と世界のあり方を決める
誰がために泥炭は消える
誰がために湿原を保全・復元するのか
〈コラム1〉湿原研究のきっかけ

第1章 湿原の生態系と景観
ヨシスゲ湿原
ミズゴケ湿
同情するなら水をくれ
地形学・地理学での湿原分類
統一見解はなくても湿原は存在する
湿原生態系と湿原景観
湿原は里山景観の必須アイテム
北海道に里山はあるのか
北海道的里山
アイヌ的里山
〈コラム2〉セントへレンズ山の湿原

第2章 湿原の機能─行きつく先は地球温暖化
湿原の物理的・化学的・生物学的機能
生態系サービス─モネの「睡蓮の池」
冷温帯に泥炭湿原は多い
湿原の泥炭は炭素の膨大な貯蔵源
生産力を知ることは炭素固定量を知ること
残された湿原
熱帯泥炭
地球温暖化を加速する正のフィードバック
湿原とメタンとCO2
〈コラム3〉シベリア・アラスカのツンドラ調査

第3章 湿原の遷移
遷移
極相─森林化とミズゴケ湿原化
攪乱─泥炭採掘地を例に
地下部探検隊
日本は火山大国─湿原にも影響するのか
永久凍土と湿原
タイガもツンドラもミズゴケが大事─森林火災とツンドラ火災
森林火災後の遷移
〈コラム4〉野外調査では何があっても動じない

第4章 湿原の保全
湿原保全に必要なツール─生活史を知ること
種子散布─植物が長距離移動できるのは種子の時だけ
埋土種子
成長・死亡
開花結実
タイガ・ツンドラ・泥炭地
〈コラム5〉西オーストラリアにて
種間競争と定着促進効果
食物網
鍵種と傘種

ほか

商品詳細

出版社名
築地書館
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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